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2009年1月

2009年1月30日

お仕事ダイジェスト

 例によって、またまた、たまってしまった分の仕事と日常のまとめです(汗)。

1/9
 13:00、電車で高田馬場へ。手塚プロでホームページの企画会議に参加。
 昨年暮れ、手塚プロのK渕さんより数年ぶりに連絡をいただき、手塚治虫公式サイトでコラム企画の執筆依頼を受けたのだ。手塚治虫公式サイトでは、2000年のリニューアルの際に作品解説などの原稿を書かせていただいたが、それ以来である。
 手塚治虫公式サイトは昨年11月の手塚治虫の誕生日に合わせてリニューアルをしたのだが、今後、さらに独自コンテンツを充実させていく予定なのだという。
 40年来の手塚治虫ファンとしては、ひさびさのお仕事依頼に超緊張だぜえっっ!!

1/15
 14:00、電車で高田馬場へ。コラム執筆のため、手塚プロスタッフ(といっても、ぼくよりずっと年上の方)から、手塚先生の昔話をうかがう。
 13:30、取材が終わったらミリオン出版へ行って単行本の打ち合わせを行なう約束だったので、T根編集長に電話をかけたが、資料がまだ揃ってないので、後日あらためて、ということになった。
 時間が中途半端になったので、帰りに日暮里で途中下車。駅の周辺を歩いてみることにした。日暮里舎人ライナーが開通してから駅を降りたことがなかったので、どうなっているかちょっと様子を見てみたかったのだ。そして案の定、駅前風景がガラリと変わっていて驚いた。だけどちょっと路地の奥へ入って行くと、ほとんど変わらぬ住宅街だったのでちょっと安心したり。いや、別にぼくはここの住人じゃないから、本当は安心も心配もないんですけどね(笑)。

1/19
 11:00、資料調べのために、電車で八幡山の大宅文庫へ行く。目的の資料はすでに絞ってあったので、目指す雑誌を出してもらってコピーをしてもらい、約1時間で任務完了。

 しかしまだ明るいので、新宿で途中下車して、取り壊しが決まった歌舞伎町のコマ劇場がどうなっているか見に行ってみることにした。
 新宿は、前は仕事でもプライベートでもしょっちゅう来ていたのに、なんだか久々である。特に歌舞伎町なんてもう2年くらい行ってないんじゃないだろうか。
 新宿駅方向から歌舞伎町のコマ劇場へ行くには、靖国通りを渡ってセントラルロードをまっすぐ行くのが最短距離だけど、久々なので、裏通りも歩いてみることにした。
 セントラルロードから区役所通りの方へ歩いていくと、桜通り、東通りという2本の細い路地がある。どちらも風俗店が立ち並ぶ怪しい道だったけど、果たして今はどうなっているんだろうか......。
 などと思いつつ、路地へ入って数歩歩いたところで、いきなりすり切れそうな革ジャンのおっさんに「DVDあるよ、裏、裏」と声をかけられて、思わず笑ってしまった。さらにその先でも、次々と声を掛けられて......なんだ、歌舞伎町、健在じゃん(笑)。

20090119.jpg で、そのまま花道通りまで出て左折。すると閉店した小さな店が何軒も並んだ寂しい一角があった。確かこのあたりには小さい飲み屋とか、酔客が水商売のお姉さんにプレゼントするためのアクセサリーや花などを売る店が並んでいたはず。「ここも壊されるのかな」と思いつつ、表側に回ってみると、映画館新宿プラザ劇場の看板のところに、「2008年11月17日(金)をもちまして、新宿プラザ劇場は閉館しました。永らくご愛好(ママ)いただきありがとうございました」と書かれた看板が掲げられていた。
 先ほどの、閉店した小さなお店群はちょうどプラザの真裏にあたる場所にある。つまり同じ敷地内でプラザと一緒に取り壊されるということなのか。ご覧のとおり、けっこう味のある建物だったんですけどね。
 それにしても、コマ劇場だけじゃなくて新宿プラザも閉館とは知らなかった。新宿プラザもすでに内装がほとんど取り払われてガランドウになっており、あとは建物の解体を待つだけといった状態になっていた。学生時代に映画を見まくっていたころには、プラザにも何度か通ったことがある。ただ、新宿の映画館は伊勢丹方面の方が静かで好きだったので、歌舞伎町の映画館にはあまり行かなかったんですが。
 ということで、当初の目的だったコマ劇場よりも、プラザ閉館の方に感慨を感じて帰宅した。

1/21
 12:00、電車で高田馬場へ。手塚治虫公式サイトの取材をする。
 17:00、取材終了後、地下鉄で神保町へ。喫茶店古瀬戸で、「別冊漫画ゴラク」副編集長のT橋さんと、次回『龍のおんな』プロット打ち合わせ。大体の話はできており、ディティールの確認だけなので打ち合わせはすんなりと終わった。あとはぼくがどれだけアツく描けるかです。

1/22-25
 手塚治虫公式サイトのコラム原稿を執筆。

1/26-27
 ミリオン出版単行本の原作第1話第1稿を執筆。完成した原稿をe-mailで編集部へ送る。
 夜、T根編集長から電話があり、打ち合わせの結果、若干の修正をすることになった。

1/28
 ミリオン出版単行本の原作第2話第1稿を執筆するが、明後日に第3話以降の打ち合わせがあるため、一時中断して、打ち合わせのための資料を読む。

1/30
 14:00、電車で九段下へ。ミリオン出版ロビーで単行本打ち合わせ。担当編集T村氏とN島氏のおふたりが順番にやってきて話をするが、次々と別のテーマの話をするので、頭の切り替えが大変だー。
 帰宅後、書庫へ行って、週明けが締め切りのG-Diaryのコラムに掲載する予定の古雑誌をかき集める。ある場所は分かっているつもりで、すぐに取り出せるはずだったんだけど、なぜか思っていた場所になく、1時間ほど書庫をかきまわす。
 結局見つかったものの、精神的にぐったりしてしまい、すぐに仕事をするはずが、集中力がそげ、貯まっていたビデオなどを見て過ごす。ぼかぁ、このへんのツメが甘いんだよなぁ。

投稿者 黒沢哲哉 : 21:05 | コメント (2) | トラックバック

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2009年1月14日

24年前のTVリモコンを再生


20090111e.jpg どこの家庭も同じだと思うけど、テレビの周りっていくつものリモコンがゴチャゴチャしてるよねー。そこでぼくは数年前に秋葉原で買った謎の国製の学習リモコン リモコソ1を愛用していた。リモコンではなくてリモコ、ごていねいに RIMOKOSO1 という英字も入っている。しかしこれが最近不調になってしまった。これ1台でテレビ、複数のビデオ、CATVのSTBを全て操作できて便利だったのにぃ。ただし謎の国製なのでよく誤動作もした。テレビの音量ボタンを押したら、いきなりその上の韓国製DVDプレーヤーのトレーが開いたり、まるでポルターガイストである(笑)。
 リモコソ1を使う前は、日本製の学習リモコンを5年ほど使用していた。しかし当時でもすでに学習リモコンはほとんど売っておらず、秋葉原を何軒も歩いてようやく見つけたのだった。今は各メーカーのリモコンに、他社製の有名メーカーのリモコンコードもプリセットされたものが主流になってしまっているためだろう。だけどそれで困るのは、テレビのモード切替ボタンやスリープタイマーボタンなどの独自仕様のボタンが設けられていないことだ。

20090111a.jpg ということで、ずっと休眠していたテレビのリモコンを復活させることにした。前にも書いたけど、我が家では24年前に購入した1985年製の日立の21型テレビが現役で活躍中である。しかしこのリモコンがすでに10年ほど前に不調になったままなのだ。
 その時、メーカーに電話で問い合わせたんだけど当然のごとくリモコンの在庫はなく、学習リモコンを購入したのである。ということで、リモコソ1を引退させるためにはテレビのリモコンを何とかしなければならない。で、とりあえず分解。

20090111b.jpg 実は不調の原因はすでに分かっているのだ。ボタン端子の接触不良なのである。この手のリモコンによく使われている、このゴムの反発を利用したボタンの端子はすぐに接触不良を起こす。それで、前にも分解して接点を磨いたり、接点復活剤を塗ったりしてみたのだが、一時的に症状が改善しても、すぐにまた端子の表面が酸化して接触不良を起こしてしまっていたのだった。どうする黒沢っっ!!

20090111c.jpg フッフフフ、ジャーン、しかし今回は秘策があるのだ! 端子を磨くのではなく、より導通しやすいものにしてしまえばいい。ということで、端子表面に小さく切ったアルミ箔を接着剤で貼ったのである。これ、ネットの情報で知った修理方法なのだ。いやー、こんな発想の転換があるとは。インターネッツGJ!!

20090111d.jpg ということで、わずか30分で修理完了。軽くボタンを押すだけでサクサク動作するようになった。アナログ停波のその後まで、まだまだ活躍するぜぇぇぇっ!!

投稿者 黒沢哲哉 : 00:44 | コメント (18) | トラックバック

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2009年1月 8日

明けましておめでとうございます(今さら...汗)

 明けましておめでとうございます。......って、松の内もとっくに過ぎてしまいましたが、私は、今年は年末から正月にかけてもほぼお仕事中心で生活しておりました。
 今年の年賀状は [こちら] でご覧いただけます。

20090101.jpg1/1
 例年だと、いつも元旦の深夜に帝釈天へ初詣に出かけて、昼間に再び出かけるんだけど、今年は睡魔に負けて寝てしまい、深夜の方はパスして、1/1の昼過ぎに帝釈天へ行ってきた。漠然とした印象だけど、今年は快晴で暖かいので、去年よりかなり人出が多いように思った。お賽銭は今年も奮発して500円。社会不安の広がる世の中ですが今年はいい年でありますように。
 帰宅後、さっそく仕事。年明け最初の締め切りは雑誌「G-Diary」のコラム『あの日の僕に帰りたい』第23回の原稿である。もう連載2年近いのかー。ということで、まず、玄関先の屋外スタジオ(笑)でおもちゃの撮影を......と思ったら、天気はいいが風が強くて撮影できず、翌日に延期することにした。まー、今日はおせち料理でも食べてのんびりするかー、元旦だし(笑)。

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 昨日できなかった「G-Diary」のコラム用写真撮影だが、今日も風が強くて撮影不可だった。だけど締め切りは明日なのでもう延期はできない。そこで仕方なく室内スタジオで撮影することにした。室内で撮影すると、照明設備が貧弱なので影を消すのが難しいんだけど仕方がない。
 何とか撮影を終え、今度はパソコンに向かって原稿を執筆。こちらは年末に資料を揃えておいたから3~4時間で問題なく完成。メールで編集長あてにお送りする。
 ちなみにこの「G-Diary」という雑誌、タイで発売されている日本人男性向けの情報誌なんだけど、日本でも意外に読者が多いらしく、知り合いからも時々「黒沢くんのコラム読んでますよ」と言われることがある。コラムの内容はタイとは何の関係もない、僕の昭和レトロな個人的思い出話なんだけど、おかげさまで好評だそうで良かったです。2009年1月号掲載の第21回コラムのタイトルは「ロケット少年の夢」。少年のころの宇宙への憧れと、タイガーロケッティという幻のロケット玩具について語っています。

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20090108.jpg ところで、2008/11/20の記事で書いた、身近かな物が次々と壊れていくという話の続報です。
 まず、玄関に設置していたセンサーライトであるが、これは何とライト本体が劣化して浸水し、完全に故障していたことが判明。去年の年末にホームセンターで新しいセンサーライトを購入して交換した。
 前のセンサーライトは2003年07月に購入したものだから、使用年数は約5年。破損の原因は紫外線によるプラスチックの劣化であるが、屋外で使う製品としては少し短命すぎるのではないか。それとも今の製品はこんなものなのかなぁ。
 しかし2003年の時点では、センサーライトの種類は少なくて値段もシンプルなもので3000~6000円程度とかなり高かったんだけど、それから5年、今は種類も増えて、店頭には20種類近い製品が並び、選び放題でした。
 値段も、最も安いのはノーブランドの製品で1800円くらいからあり、その他、太陽電池と低消費電力のLEDを使用して完全無電源の環境下で使用が可能な製品や、リモコン操作が可能な製品、ドアチャイム連動機能などの別売オプションが付いてシステム化されたものや、防犯用にダミーカメラ付きの製品などもあった。まぁぼくが求める機能は単純な人感センサー機能だけだから、いちばん安いのでいいかとも思ったが、風雨にさらされることを考えると信頼性も大事かと思い、朝日電器というメーカーのELPA ESL-PH150(PW)という製品を購入した。これは150ワットのハロゲンバルブを使用し、基本機能を押さえたスタンダードな製品だ。しかしそれでも細部を見ると、5年間のセンサーライトの進化が感じられる。例えば前の製品ではセンサーの感知範囲の調整はセンサー部分を機械的に動かして調整するかセンサー窓の部分にテープを貼るかして物理的に調整するしかなかったのが、このESL-PH150では、センサー部分に回転式のシャッターが付いており、さらに感度調節ツマミによる調節も可能となっている。
 取り付け部分にも工夫があり、壁面にネジ止めする方法以外に、付属のクランプによる取り付けや、別売のステンレス製バンドによる取り付けなど、様々な方法が用意されている。僕も前のセンサーライトでは、ハンズで買ってきたネジやステーの類をパズルのように組み合わせて固定していたのだが、今回は付属のクランプで難なく固定することができた。値段は3900円ほど。先のノーブランド製品の2倍近い金額だけど、細部の造りもしっかりしているし上記の特長から、やはりこちらを選んで良かったです。

参考サイト: 
 【送料無料】防雨センサーライト/ESL-PH150PW 【朝日電器】
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 そしてようやくセンサーライトが復活したと思ったら、今度は年末に使い始めたコタツが故障していた。こちらは10年以上使っているものだが、温度調節を「弱」にしてもメチャメチャ熱くなってしまうのだ。
 実は昨冬からたまにこうなってたんだけど、スイッチをこまめに入れたり切ったりしてしのいでいたのだ。けれども取り説を読むとこれはけっこう危険な兆候らしいので、今年はあきらめて購入することにした。こちらは市場価格1万数千円の品をネットオークションでおよそ半額で落札。もうこれ以上ナニカ壊れないでくれよ~~~~ん!!

1/4
「G-Diary」のコラムに続いて今年2本目の仕事は「別冊漫画ゴラク」の『龍のおんな』第5話の原作である。打ち合わせは年末に行なっているので、あとは書くだけ。今回は6月に発売予定のコミックス第1巻のクライマックスになる部分なので、テンションを上げて書いたので、書き上げたらもーぐったりでありました。1/6、完成した原作第1稿をメールで編集部へ送る。
 折り返し担当編集T橋さんから電話があり、基本はOKとのこと。一部セリフの追加を依頼され、1/7、その部分を改訂した第2稿を送って決定稿となった。

20081230.jpg ところで、ひとり暮らしなので毎年、正月料理を作るかどうかで悩むんだけど、結局、ここ数年は、お雑煮はきちんと作るかわりにおせち料理はスーパーで買い揃えたものを重箱に詰め込むことでお茶を濁している。
 ということで、おせちの準備は去年の12/30に行なったのだが、不景気の折、少しでも節約しようと思って、紅白カマボコを99円ショップチェーン店ショップ99で購入した。
 そして「さて重箱に並べよう」と思って開封してみたら、な、何と全てがカマボコだと思われたその体積のおよそ半分は板だった(笑)。そしてその板からはずすとカマボコの高さはわずか2cmほどしかない! 重箱に入れると、重箱の底の方にペシャーンとまるで貼り付いているみたいになってしまい、がっくりと脱力してしまった(笑)。
 ショップ99やダイソーには生活用品や車のDIYなどで日ごろ大いにお世話になっているが、中にはこんなハズレ商品もあるということで。

投稿者 黒沢哲哉 : 16:33 | コメント (3) | トラックバック

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