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2009年12月

2009年12月31日

さらばウェンディーズ&チリ

 地獄の年末進行と、52歳の誕生日、ウェンディーズ閉店、涙のラストチリなどなど。

12/11
 ツィッター始めてみました。手塚プロのI藤さんとの打ち合わせの席で話題になって、「ぜひやってみてくださよ!」としきりに薦めるので、どんなものか試してみようかなと。このブログのトップページの右上にアイコン貼ってあります。けど、まだうまく使い方が分からず、あまりハマらなそうだなぁ(笑)。

12/15
 小学館の学習図鑑の仕事が年末の仕事納めを控えて巻きに入ってきた。企業やプロダクションに電話をしまくり、企画書を送り、写真の借用をお願いする。
 インターネットが普及している今ではほとんどの会社が写真をメールで送ってくれるが、会社によっては「こちらまで来て選んでください」とか「紙焼き写真を手渡ししますので取りに来てください」というところがあるのだ。
 14:00、電車で麹町へ。A社で写真のセレクトをする。
 16:00、電車で西新宿へ。B社で写真とイラスト原画をお借りする。

 17:00、この日はあとは帰宅するだけなので、ある目的を果たすために、少し距離があるけど、徒歩で新宿南口をぐる~っと回って東口へと向かう。
 向かった先は、そう! ハンバーガーショップウェンディーズである!!

20091215a.jpg

 つい先日、親会社のゼンショーがいきなり年内閉店を発表。ネットの掲示板に激震が走った。かくいうぼくもジャンクフードの中ではいちばん好きだったのにぃ。ウェンディーズのハンバーガーは、マックやロッテリアよりは若干値段が高いけどパティがジューシーで厚切りのトマトが美味しかったのだ。
 そして、何といってもウェンディーズといえばチリ!! 挽き肉と豆をトマトソースで煮たものにスパイシーなホットチリソースをかけて食べるチリはウェンディーズの定番メニューだったのに、これがもう食べられなくなってしまうなんて(涙)(涙)(涙)。
 まぁ、そう言いつつも最近はあまりウェンディーズにも立ち寄らなくなっていたんですけどね。

 西新宿から歩くこと15分、新宿東口のウェンディーズに到着した。レジは3箇所開いていたが、それぞれに10人以上の行列が出来ていた。ただ店内の席は空席もたっぷりあって空いており、やはり駆け込み需要で急にお客が増えてレジがさばききれていないだけのようだ。ちょっぴり憐れみを誘う状態。

20091215b.jpg

 ということで待つこと数分。ウェンディーズチーズバーガーとチリを注文。久々に来たからメニューのシステムが変わっていて驚いた。今はトッピングのチーズとオニオンは選べなくなってしまったんですね。代わりにポテトにもかけられるチーズソースがあったのでそれをセレクトした。

20091215c.jpg

 んー、ひさびさに食べるこの味。確か昔はピーマンは入っていなかったと思うんだけど、今はみじん切りにしたピーマンも入っていた。あと豆は赤福豆だけでなくて大豆も使用している。
 しかし味は昔と変わらずやっぱりこの味ですよ。さようならウェンディーズのチリ。

 ちなみにうちのブログで、検索でもっともアクセスが多いページが、2年前に書いたウェンディーズ風のチリをおうちで作ってみたときのエントリー(下記)。こんなにウェンディーズのチリを愛している人がいるのにこの味をなくしてしまっていいのかああっ!?

2008年1月24日のエントリー:チリビーンズの作り方
※新しいウィンドウが1枚だけ開きます。

12/18
 日本文芸社からコミックス『龍のおんな』第2巻が発売。我が家にも見本が届いた。

龍のおんな 2巻―坂本龍馬幕末異聞伝 (ニチブンコミックス)
龍のおんな 2巻―坂本龍馬幕末異聞伝 (ニチブンコミックス)黒沢哲哉/和気 一作


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 先月の第1巻と今月の第2巻で2か月連続発売。これはもちろん、来年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』のヒットに期待しての戦略的発行である(笑)。

12/19
 年末進行のあわただしさの中、52歳の誕生日を迎えた。
 土曜日だったので、近所に住む幼なじみの美人姉妹が手作りのバースデーカードを持ってお祝いにかけつけてくれた。そこで一緒に近所のケーキ屋さんへケーキを買い出しに行き、お祝いをしてもらった。

20091219a.jpg

 買ったのは新柴又駅近くにある超人気のケーキ店ビスキュイのいちごたっぷりストロベリーデコレーションケーキ。ちょうどクリスマスが近いこともあって店内はお客さんでごった返していた。
 しかしここのケーキは生クリームがふわっふわでスーッと鼻に抜ける香りが抜群に良く、一度食べると止まらなくなるおいしさなのだ。
 ということで食べ始めたら猛然と食べ、このデコレーションケーキを3人であっという間に平らげてしまった。その後、ぼくはひとり寂しく仕事に戻りましたとさ。とんとかいも。

20091219b.jpg

 深夜12:00、誕生日にあまりガシガシ仕事をするのもアレな気がしてきたので、仕事を放棄して深夜のドライブへ。三郷から常磐道に乗ってあてもなく北上し、途中のパーキングエリアに立ち寄ったら、立ち木がライトアップされていてとてもきれいだった。うむ、こんな誕生日もなかなか良いものです。

12/21
 な、何と年末のこの時期に狙いすましたようにプリンターが故障。そんなばかなー!! と思ってあれこれやってみても結局作動せず。大急ぎで近所のコジマへ行き、目に付いたプリンターを速攻で購入する。買ったのはエプソンの新製品、カラリオEP-302

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 スキャナーは単体で持っているから最近の多機能プリンターは必要なく、シンプルでそこそこの性能を持ったものを選んだらコレになった。本当はエプソンはインクが目詰まりしやすいという評判で、確かにしばらく使っていないとヘッドクリーニングばかりしていてインクがドンドン減っていく。
 なので次はキヤノンを買ってみるつもりだったんだけど、すぐに使う必要があったので、各種設定に時間を取られているヒマがなく、またエプソンを選んでしまった。うう
 値段はコジマで14000円ほど。しかし何と最初に装着されているインクはハーフサイズで半分の容量しか入っていないのだという。結局、6000円近いインクセットも購入。5年間のショップ保証にも入ったら結局2万円ちょっとになってしまった。

 さて設置して印刷した感想は。これまで使用していたエプソンのカラリオPM-G700との比較では、EP-302の方が作動音が若干高音で耳につく感じがする。しかし印刷スピードはかなり速くなっており、特に後述する年賀状のカラー印刷ではかなりの時間短縮になった。
 PM-G700とくらべて機能的に劣ってしまった部分は、PM-G700では名刺サイズの紙が印刷できたのだが、EP-302はカードサイズが最小で名刺印刷ができなくなってしまったこと。ただし印刷後にカットするA4サイズの名刺用紙は使用できる。
 あとCDやDVDへの印刷では、EP-302の場合、排紙トレーをいちいち取り外してCD・DVD用の位置に差し替えなければいけないこと。
 そして、ものすごくウザくなったのがプリンタドライバソフトである。市販の互換インクを使わせたくないから、インストール中にもやたらと「純正インク」を使用するよう強要するメッセージが出たり、印刷経過の表示ウインドウやインク切れ通知ウインドウにはオンラインでインクを購入するボタンなどというものがデカデカと表示される(しかもウインドウ全体との統一感を全く考慮していない下品な黄色いボタン!)。
 あーもう! いいかげんプリンタ本体をタダ同然の激安で投げ売りしてその分をバカ高いプリンタインクで儲けようとする商法はやめてくんないかな!!

 ちなみに壊れたPM-G700は、廃品回収の軽トラックに、壊れたDVDプレーヤーと込みで800円で持っていってもらった。

12/21-24
「別冊漫画ゴラク」連載中の『龍のおんな』第16話の原作を執筆。今月はかなり遅れてしまったが、編集担当T橋さんの方も忙しいのか、さいそくの連絡がないのをいいことに、いよいよ延ばせないところまでやってきた。
 ということで、他の仕事を中断してこの原作に集中。5日でようやく完成した。

12/25
 16:00、電車で神保町へ。いつもの喫茶店古瀬戸で「別冊漫画ゴラク」編集のT橋さんと次回打ち合わせ。

 18:00、電車で新宿へ。京王プラザホテルで開かれた手塚プロの忘年会に出席する。代表の手塚眞くんは、多くのお客さんへのあいさつがあったので、ちょっと話しただけで、あとは学生時代からの友人で脚本家のK林くんやY村さんらとずっと歓談していた。
 しかし今年はビンゴ大会用にスポンサーから提供された景品が山盛りで、何と2時間半のパーティ時間のほとんどがビンゴ大会に費やされていた。おかげで会話をしていてもビンゴが気になって気になって(笑)。結局、話し足りなかったので、パーティの後、3人で近くのスタバに入り、お茶をして帰りました。あ、ちなみにビンゴは今年も何も当りませんでした。うう......。

12/26-28
 年賀状を作成。今年の作成枚数は去年と同じ300枚。買ったばかりの新品プリンターで印刷も快調快調! 内容はお楽しみに!!

12/29-31
 仕事納めの28日に向けて連日、ジャンジャンかかってきていた電話とバンバン届いていたメールもピタッと止まり、ときたまかかってくるのは、年明けに開催される小学校の同窓会の連絡だとか、そういうプライベートなものばかり。
 静かな中で原稿書きに集中......と思ったのだが、年末ともなると何かと雑用があって、灯油を買いにいったり、銀行へ家賃を振り込みにいったり、あーーもう!! 落ち着いて仕事をさせてくれーーーーっ!!

投稿者 黒沢哲哉 : 20:17 | トラックバック

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2009年12月16日

フレンディ車検&乗車定員変更

12/09-11
 愛車ボンゴフレンディを3年落ちの中古で購入してから2度目の車検がやってきた!
 早いものでもう4年かぁ......。ということで、いつもの関東マツダ葛飾青戸店に持ち込んで車検整備をお願いした。
 ブッシュ類などの消耗品は、前回までの車検と1年定期点検時までにあらかた交換してあったので、今回はブレーキシューの交換くらいかなァ、と思っていたら、なんとブレーキシューはまだ半分くらい残っているという。車重もけっこうあるし3万キロ以上走ってるのに、どんだけ持ちがいいんだ? パジェロの時は確か2万キロごとくらいに交換していた気がするんだけどなー。
 ということで、今回、車検整備以外にお願いしたのは下記。
ATF(オートマオイル)交換
ATF用メタライザー施工
デフオイル交換
バッテリー充電
ワイパーゴム交換

 メタライザーというのは、関東マツダが提供している添加剤で、エンジンオイル用、ATF用、エアコン用などがある。1年半ほど前に、エンジンオイル用のメタライザーを施工してもらったところ、これがびっくりするほどの効果があったため、すっかり気に入って、その後、エアコン用も施工してもらい、今回、ATF用メタライザーを施工してもらったのだ。

エンジンオイル用メタライザーPRO施工のインプレッションは↓下記
2008年9月27日:AFTテント交換&メタライザーPRO施工

 正直、エアコン用はあまり効果が体感できなかったんだけど、ATF用はどうかなー、と思っていたら、実際、乗ってみたところ、こちらもかなりいい感じだった。ATFを交換すると最初のうちはシフトショックなどが少なくなるけど、すぐにその感じは薄れてしまう。しかしメタライザーを施工してあるおかげか、現時点でも、それがずっと持続している感じがする。
 でもやっぱりイチオシはエンジンオイル用メタライザーPROですね!! これはイイ!!


 ところで今回の車検整備では、関東マツダ葛飾青戸店サービス担当のN呂さんに、もうひとつ大きなことをお願いしていた。それは乗車定員変更だ。ボンゴフレンディは一般的にミニバンと呼ばれる車で3列シート8人乗りである。そのサードシートを取り外して5人乗りに変更してもらうのだ。
 この変更を行なうためには、車検証の内容が変わるため、車検がまだ残っていても、それを一度切って、新たに車検を取り直さなければならない。
 つまり車検期間をなるべく無駄にしないで変更するには、車検の切り替えのタイミングしかないのだ。
 だけどこれを決断するまでにはかなり悩みましたね。せっかく8人乗れる車なのに、5人にしたら、後から「ああ、8人乗りだったら」と思う状況ってきっとあると思うんですよ。それに外したサードシートの置き場所もないし......。
 けど、思い返してみてもこの4年間にどんだけ3列シートに人が座る機会があったかと思うと、1ケタくらいしかないんですね。
 だったら、積載量が増えたほうが絶対に便利だ、と決断したわけです。

 しかし決断したはいいけど、車検証をもらうまでにはいろいろと道のりがあった。
 まず、ひと月ほど前にN呂さんに相談したところ、「整備士に聞いたら「多分出来る」と言う話でしたが、うちではまだやったことがないので、あとは検査場で何と言われるかですね」という返事だった。
 何しろコトは3列目シートを外して乗車定員を書き変えてハイOKというわけではない。フレンディは3ナンバーの乗用車だが、乗用車ナンバーのまま乗車定員変更するには、1列目を除き荷室に対して乗車スペースの比率が50%以上なければならないのだ。
 N呂さんもソコを心配してくださって、事前にいろいろ調べてくださっていたのだが、ぼくには大丈夫な確信があった。
 というのは、まずは、ぼくのフレンディがハイパースライドシートという仕様になっているためだ。ハイパースライドシートは2列目シートと3列目シートが同じレールの上に乗っており、3列目シートを外すと2列目シートが車室の最後尾まで後退するのである。つまり、2列目シートをテールゲート際まで後退させれば、乗車スペースが100%となる。
 そしてもうひとつの確信の根拠は、インターネットで検索すると、同じ変更を行なった先人たちが何人もいること。
 ただ、法律をどう解釈するかは車検場の検査官によって大きく左右されるから最後まで安心はできない。  まー、それでも結局、最終的にはN呂さんも「何とか大丈夫でしょう」という判断をして受け付けてくださったのだった。

 だが、いざ持ち込む段階になると、まだ問題があった。車重が変わるため、後付けのオプション類を全て取り外して車検場へ行かなければならないという。ぼくの車の場合、サイドオーニングとテールゲートに取り付けてあるテイルシステム(キャリア)を取り外さなければダメということで、その脱着工賃が追加でかかってしまった。

 そして12月11日、苦労の甲斐あって無事に車検通過。5人乗車になったフレンディの車内は広々! スッキリしましたー!!
 タイヤが積んであるのでちょっと分かりにくいけど下の画像が乗車定員変更のビフォー、アフターです。

20091211a.jpg 20091211b.jpg 今回の変更によって、後輪荷重が20kg軽くなったそうです。実際にはシートの重さは30kgくらいあったんじゃないでしょうか。サードシートはもう元に戻すことはないのでお店で廃棄してもらいました。
 車検と同時にタイヤをスタッドレスに変えたので、走行性能にどう影響したかはまだ厳密には分からないんだけど、原理的にはフロントが重くなったのでアンダーステア傾向になるのかも。でも、シートで軽くなった分くらい車中泊用の品々を積む予定なので、結局、変わりナシかも。
 いずれにしても、今回、とても面倒な作業や手続きをしてくださった関東マツダ葛飾青戸店のN呂さんと整備士の皆さんには深く感謝いたします。ありがとうございましたァ!!

【今回の整備費用】

作業名/部品名部品代技術料
自賠責等諸費用合計 85,260
法定2年定期点検 23,940
標準コースセット作業 6,930
オイル、オイルフィルター、冷却水、ATF、デフオイル、他30,259
ATF用メタライザーPRO10,500
上記工賃もろもろ 35,913
早期入庫予約割引等 -8,350
****以下、乗車定員変更関連費用****
構造変更検査手数料 10,500
リヤシートアッセンブリ取外し 11,813
サイドオーニング脱着 7,875
キャリア脱着 6,300

合計220,940

投稿者 黒沢哲哉 : 00:33 | コメント (2) | トラックバック

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2009年12月11日

展覧会めぐりとバングラデッシュ料理

11/25-26
 ミリオン出版の原作第1稿を執筆。メールで編集部へ原稿を送ると、折り返し、T根編集長から電話があり、全体に情報が整理されていかなった部分を鋭く指摘されてしまった。それで数日時間をいただき、第2稿を書くことになった。

11/30
 雑誌「G-Diary」のコラム『あの日の僕に帰りたい』第34回の原稿を執筆。しかし物置にあるハズの資料がまたまた見つからず、途中、仕事を中断して大捜索を行なう。結局、2時間の捜索の末、探していた資料とともに、別の探し物も見つかった(汗)。
 昔は、物をなくして探すなんてことはめったになかったんだけど、最近は、つい先日買ったばかりの本が見つからずにあちこち探したりすることもあって情けない。

12/01
 ミリオン出版の原作第2稿を執筆。本当は月曜締め切りだったんだけど、1日遅れてようやく第2稿が完成。メールで編集部へ送る。
 編集長T根さんから電話があり、これでOKとのこと。何とか間に合った。

12/05
 12:00、電車で本郷三丁目へ。学生時代の友人で出版社編集のI沢くんと待ち合わせ。文京ふるさと歴史館で明日まで開催の『実録!"漫画少年"誌 -昭和の名編集者・加藤謙一伝- 』展を見学する。本当は仕事が忙しかったので「行けないかな~」と思っていたんだけど、I沢くんから電話をもらい、その話の流れで行くことになったのだ。

20091205a.jpg

 初めて来たけど、こじんまりとしていて静かでなかなかいい建物だった。
 展示の方は、テーマである漫画少年とその編集長・加藤謙一のみでなく、文京区の出版社の系譜とか、現在に続くマンガブームの流れなども概観されていて興味深かった。
 展示品には「当館蔵」とクレジットされているものも多く、マンガ関連の資料の収集にも力を入れていることが分かる。

 その後、I沢くんと一緒に電車で池袋へ移動。イタリアンレストランでピザとパスタの遅い昼食を食べて、今度は豊島区立郷土資料館へ。こちらも明日まで開催の『トキワ荘のヒーローたち』展を見る。ぼくはオープニングの日にすでに見ていたが、あのときはあわただしくてじっくり見られなかったので、こちらも落ち着いて見られてよかった。

 14:00過ぎ、郷土資料館を出て徒歩で椎名町へ向かう。このあたりまでは曇り空だったのだが、歩いているうちに天気予報どおり雨が降り出し、椎名町駅に着いたころには本降りの雨となっていた。

 雨の中、南長崎の元トキワ荘周辺を散策する。元トキワ荘の斜め前には赤塚不二夫がトキワ荘を出て新たに借りたという紫雲荘というアパートが当時のままに残されている。
 そしてここも、今回のトキワ荘展と連動して、かつて赤塚不二夫が暮らした部屋が、事前予約制で一般公開されていたのだ。ぼくとI沢くんは予約していなかったんだけど、前を通りかかってもの欲しそうな顔をしていたら(?)、紫雲荘前に立っていた案内の人が「いま予約された方が遅れていて空いてますので、よろしかったらどうぞ」といって特別に入らせてくれた。ぼくは取材のときも入っているんだけど、今回は人が少なくてゆっくり見られたし、I沢くんは初めてだったのでラッキーでした。

20091205b.jpg

 そして南長崎花咲公園にある「トキワ荘のヒーローたち」記念碑へ。あれ? 何だか雰囲気が変わっているゾ、と思ったら記念碑の横に街灯が建っていた。後日、以前、取材の際にお世話になった地元商店街のK出さんに電話でお聞きしたら、今回のイベントに合わせて10月に新たに建てたのだそうだ。
 しかしただ照明を付けても面白くないので、ということで、ご覧のとおり、トキワ荘の住所看板の付いた裸電球の街灯になった。これはgoodアイデアですね!!

20091205c.jpg

 別の角度から。電柱の追加で、トキワ荘の記念碑にもリアリティが増したような気がします。

 その後、雨の中、ふたたび徒歩でこんどは目白まで歩く。目白駅前の紀子さまがよく通ったという喫茶店に入り、お茶をする。回りは山の手のおばさまたちばかりで、男二人のグループは何となく浮いているがまあ気にしない(笑)。
 ここでI沢くんと別れて帰宅。

12/07
 手塚治虫公式サイトのコラム『手塚マンガあの日あの時』第7回の原稿を執筆。

12/08
 15:00、電車で神保町へ。小学館クリエイティブ編集のT森さんと学習図鑑打ち合わせ。こちらも何だかんだあって遅れぎみだ。T森さんから、「年末が近づいているので、なるべく巻きで資料集めお願いします」と言われた。はい......。

12/09
 10:00、愛車ボンゴフレンディをいつもの関東マツダ葛飾青戸店へ持ち込み、車検をお願いする。こちらについては後日、整備手帳で詳述します。

12/10
 15:00、電車で高田馬場へ。手塚プロでプロデューサーのI藤さんと手塚治虫公式ホームページの企画打ち合わせ。読者参加型の企画を強めたいということでアイデアを出し合う。
 その打ち合わせの中で Twitter の話になり、I藤さんはTwitterにハマっているんだそうで、「黒沢さんもぜひやってみてくださいよ!」と薦められた。んー、でも mixi もそんなにハマてないしなぁ......と最初はあんまり乗り気じゃなかったんだけど、やってみないことには面白いかどうかも分からないから、とりあえずやってみることにする、と返事した。

 手塚プロを出て電車で東銀座へ。昭和通沿いの喫茶室ルノアールで、いそっぷ社社長S藤さんと待ち合わせ。先日、電話で話をした際に、年の瀬のあいさつがてら食事でもしましょう、という約束をしていたのだ。
 ルノアールで近況交換をした後、S藤さんの案内で行ったのはバングラデッシュ料理のお店。バングラデッシュ料理というのを食べたのは初めてかも知れないけど、だいたい皆さんが想像つくとおりインド料理に近い感じ。だけどナンのように窯で焼いた平たい円盤状のパンは韓国のチヂミのようにモチモチしていたり、カレーのスパイスもインド料理とは微妙に違っていて興味深かった。バングラデッシュ料理、なかなかイイです!!

20091210.jpg

 そして、中でもとりわけ感動したのがこのシェマイという料理。そうめんのような細い麺を牛乳で煮たものなんだというが、な、なんとその風味が、昔給食で出た脱脂粉乳のミルクの香りそのままなのだ!! うわー、あの香りにこんなところで再会できるとは~~~っ!! 実は食べてるときは、すぐに何の香りに似てるのかが思い出せず、「この香り、どこかで嗅いだ気がするんですよ~」と言ってたんだけど、後から「そうだ! アレは脱脂粉乳ミルクの匂いだったんだ!!」と思い出したのだった。
 シェマイ! 脱脂粉乳世代の皆さんバングラデッシュ料理を食べる機会があったときは、ぜひ注文してみてください。懐かしさで涙がちょちょぎれますょ!! シェマイ!!

投稿者 黒沢哲哉 : 18:14 | コメント (0) | トラックバック

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