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2010年12月29日

年末だというのに

 もーね、先月からずーーーっと仕事が押していて、このままだと12月の更新がなくなってしまうので、例によってチョー駆け足で日常ダイジェストっス、ほんとに済まんス。

11/17-22
 集英社単行本の絵コンテを作成。マンガの原作を文章で書かずに絵コンテで描くというのは、過去にも少ないページ数の場合に何度かやったことがあるけど、単行本丸々一冊分を描いたのは初めてである。だけどこれもやってみるとなかなか楽しいもので、見開きの効果などが自分のイメージ通りに描けるのでけっこうクセになってしまうかも。

11/23
 14:00、電車で神保町へ。集英社でI澤くんと打ち合わせ。基本OKとのことなので、後はマンガ家さんとの打ち合わせやネタ元への取材でどうなるかです。

12/1
 雑誌「G-Diary」の連載コラム『あの日の僕に帰りたい』第46回の原稿を執筆。本当はこの日が締め切りだったんだけど、集中力が切れて完成せず。翌日に持ち越してようやく完成。ふーーー。

12/6-8
 来年、小学館クリエイティブから刊行される某復刻版コミックのBOXセットで巻末のコラムを依頼されているので、終日それの執筆にかかりきり。同じ本にマンガ研究家として最近あちこちでご高名を拝する中野晴行氏も執筆しているから、それと並んで見劣りするものは書けない。プ、プレッシャーが......!!

12/9
 来年刊行予定のいそっぷ社の単行本の原稿を執筆。年内にできるだけ原稿を進めておきたいので、毎晩寝る前に少しずつ書き進めているんだけど、なかなか頭を切り換えるのが難しくて思うようには進まない。

12/10
 18:00、電車で神保町へ。カレー専門店マンダラいそっぷ社社長S藤さんと待ち合わせ。今日は単行本の打ち合わせと忘年会を兼ねている。まずは今日までに書き上がった分の原稿をお渡しして読んでいただいた。その結果、内容もこの線でOKというお返事をいただいたので、それに勢いを得てあとはどんどんと書き進めるだけだ。
 ということでココからは仕事を忘れて忘年会タイム! と、ここでぼくが何気なくカッテージチーズと野菜のバター焼きみたいな料理を注文したら、これが恐ろしいボリュームで、Lサイズ玉子ほどもあるでっかいチーズの塊が5~6個ゴロゴロと入っている。ふたりでもヘビーな量だけど、S藤さんはいま食餌療養中でタンパク質を取りすぎるといけないんだそうで、頼んだ責任上、ぼくが全てを平らげた。最後はもうノドからチーズがせり上がってくる状態。チーズは本来大好きなんだけど、もうしばらくはいらないな(笑)。

12/14
 小学館学習図鑑のラフ作成も締め切りをとうに過ぎている。ということでこの日は終日ラフ作成。完成したラフを画像データに変換して編集部に送る。その後、折り返し連絡があり、若干の手直しをして検討用ラフが完成した。打ち合わせはまた後日。

12/15
 手塚治虫公式サイトのコラム『虫さんぽ』第14回の取材で都内某所を歩く。昨日、おとといと雨だったけど、この日は晴れて気温も穏やかだったので、絶好の散歩日和だった。また何と今回の取材で、これまで曖昧だったある情報が確定できた! それについては2月1日に手塚治虫公式サイトで公開予定の『虫さんぽ』をお読みください。

12/18
 午後、電車で渋谷へ。今日は渋谷のシダックスホールで手塚治虫ファン大会2010が開催されるのだ。今回のイベントの目玉は、単行本『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』を刊行した、手塚治虫の長女手塚るみ子さんと、赤塚不二夫の長女りえ子さんによるトークライブ。単行本の企画成立秘話のほか、ふたりは昔から仲良しだったそうで、内輪なぶっちゃけ話が盛りだくさんで実に楽しかった。
 ところでなぜここにゲゲゲの娘こと水木しげるの娘の水木悦子さんがいなかったかというと、水木さんは人前で話をするのが苦手だからなのだとか。ぜひ3人でのお話も聞きたかったなぁ。
 その後、特撮テレビ映画『魔神ガロン』のパイロット版上映や、来年公開の映画『ブッダ』のプロデューサーによる製作秘話などがあり、最後は全員で『鉄腕アトム』を合唱して終了。今年も盛りだくさんの内容でありました。
 その後近くの居酒屋に移動。30人ほどの手塚ファンが集まるディープな二次会にお誘いいただいたのだ。ということで、この日は手塚一色の濃ゆ~~~い一日となったのでありました。

4163720502ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘
水木 悦子 手塚 るみ子 赤塚 りえ子
文藝春秋 2010-02

by G-Tools

12/20
 14:00、電車で神保町へ。小学館で学習図鑑のラフ打ち合わせ。さらなる部分的なブラッシュアップと追加取材が必要となった。んー、いつやればいいんだ??

 その後、資料を探しに中野へ行く予定だったところへ携帯に連絡が。集英社のI澤くんからで、明日の取材の打ち合わせがしたいとのこと。ちょうど神保町にいるよ、と言ったら、すぐに打ち合わせをすることになり、小学館ビルを出てすぐに隣の集英社ビルへ。20代~30代のころはしょっちゅうこんなことをやっていたからフツーだったけど、最近はめったにないことなので何となく面白い。

 その後、予定通り電車で中野へ。まんだらけで資料本を探す。ちょっと高かったけど目指す資料があったので思い切って購入する。

12/21
 12:30、電車で神奈川県の淵野辺へ。集英社編集のI澤くん、マンガ家のさんと待ち合わせて某所で取材。仕事のピークは来年だけど、年内にやっておかなければならないこともいっぱいあっていろいろと大変である。
 その後、I澤くんと一緒に神保町へ戻り、I澤くんと別れてぼくは資料本を探しに本屋へ。しかしここでは残念ながら探していたものは見つからなかった。

12/24
 12:00、集英社で打ち合わせがあるため電車で神保町へ......と思って家を出たところで、編集のI澤くんから携帯に連絡が入り、打ち合わせ時間を遅らせて欲しいという。そこで打ち合わせ後に入れていた予定を繰り上げることにして、行き先変更、新宿三丁目へと向かった。
 目的地は新宿文化センター。ここでは現在、新宿歴史博物館が主催する『新宿風景 Part2 戦後編』という写真展が開催されている。昭和21年から昭和60年ごろまでの新宿周辺の街の移り変わりを、新宿区が収蔵する写真を中心にふりかえるというものだ。実はこの内容は先日取材した『虫さんぽ』にも関連していて、ぜひ見ておきたい写真展だったのだ。戦後40年分の写真を一気に振り返ると、新宿の街が激変していく様子が手に取るようにわかってとても興味深かった。来年1月30日まで開催中だから興味のある人はぜひ行ってみてください。

20101224.jpg

 昼食は、文化センター近くでたまたま通りかかったサンサールというインド・ネパール料理のお店でネパール料理のランチを食べた。日本の鶏肉と大根の煮付けをカレー風味で味付けたような料理がメインで、それにライスとサラダ、漬け物のような付け合わせが付いて1000円。それぞれコクのある味がなかなかの美味でした。後でネットで検索したら本店は何と小岩にあるんだとか。うちの近所じゃん! こんど行ってみようっと。

 14:30、神保町へ戻り、集英社で単行本打ち合わせ。年明けまでにコラムページの原稿を4本ほど書くことになって「いや~大変だ」と言ったらI澤氏、「これくらい1本30分程度で書けるだろ」とプレッシャーをかけてくる。「書けません」というのもシャクだから「ま、まあね、そんくらいかな」と言ったけど本当は最低3時間はかかっちゃうよ~~~~(涙)。

12/25
 終日年賀状を作成。今年は何とか25日に出そうと思っていたのだが、完成したのは日付が変わった26日の午前3時ごろ。でもまあおおむね間に合ったと言えるかな!!

12/26
 近所に住む友人がケーキを持って我が家を尋ねてきてくれたので2日遅れのクリスマスパーティを開催。といってもケーキとコーヒーだけのシンプルなパーティだけどね!!

12/27
 18:00、電車で早稲田へ。手塚治虫公式ホームページのコラムもおかげさまで好評だそうで、来年1月で3年目に突入。ということで、今年も手塚プロの忘年会にお誘いいただいて参加してきた。今年の会場は早大の大隈講堂裏手にあるリーガロイヤルホテル東京。会場には手塚プロのお仕事の常連である脚本家の小林ひろとしくんや、イラストレーターの奥平イラさんご夫妻などが三々五々集まってきて、そこへ手塚眞くんもまじえて楽しいひとときを過ごしました。それにしても皆さん、最近はほぼ1年に一度、ココでしかお会いしないな~(笑)。
 しかしその場で聞いた手塚くんの話によると、来年は、手塚くんが学生時代に製作・監督し、ぼくもスタッフのひとりとしてお手伝いさせていただいた8mm映画『MOMENT』(1981年)の公開からちょうど30年目に当たるのだとか。それでまた仲間を集めてお祝いパーティをやろうかと思っているというコトなので来年はさらに懐かしい面々とも再会できるかも~~~!
 今年はマンガ界にとって厳しい状況の変化もあったから、難しい立場に立っている手塚プロの松谷社長のあいさつも「来年はぜひ良い年にしたい」と心から絞り出すようなお言葉でありました。あ~、ホントに来年はいろいろといい年になるといいなぁ!!

B00007AJPRMOMENT [DVD]
ポニーキャニオン 2002-12-18

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投稿者 黒沢哲哉 : 2010年12月29日 01:28

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