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2006年9月 2日

朋友給我香港玩具

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 レトロおもちゃつながりの友人 tadatako さんから、古い香港製の駄玩具を譲っていただいた。
 自宅に届いたこんもりとふくらんだ封筒を開けると、中からは左のような、昭和30~40年代の駄菓子屋の香り漂う懐かしの駄玩具が現われた!!
 左端のワニと中央のトミーガン風マシンガンは鉛筆削りで、右端は空高く投げ上げると、フワフワと降下してくるパラシュート兵のおもちゃだ。
 胴体がブルーで頭がイエローというワニのアヴァンギャルドな色づかいや、トミーガンのいい感じに崩れた表現主義的デザインなどは、まさに昭和時代の香港駄玩具の真骨頂である。素晴らしくエクセレントなのである。

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 香港駄玩具がいかに素晴らしいかということは、これまでも何度かこの monologue や雑誌のコラムなどで書いてきた。→例えばちょっと古い記事だけど、これとか。
 それで、tadatako さんからは、前にも香港駄玩具を譲っていただいたことがあるのだが、今回またまたこんなに素晴らしい品をいただいてしまったのである。
 左はトミーガン風鉛筆削りのアップ。ちょっと見にくいが、レシーバー部には確かに「MADE IN HONG KONG」の文字がある。

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 そしてこちらは、イラストの甘さと版ズレ具合がシビレるほどにファンタジックな、パラシュート兵のタグのアップ。もちろんそこには「MADE IN HONG KONG」の文字!
 ビニール製のパラシュートと糸はつながってなくて、自分でビニールに穴を開けて糸を通さなくてはならない半完成品である。
 そうそう、そういえば小学校低学年のころは糸を縛るのがむずかしくていつも失敗してたんだよなー、という苦い記憶もよみがえってきた。

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 その他、グリコなどのおまけ玩具もいろいろ詰め合わせでいただいた(実際にはこの3倍ほどいただいた)。
 中でも気に入ったのが、右下の人工衛星のおもちゃ(下に車輪がついていてコロ走行する)と、中央手前の緑色の恐竜。こちらは尻尾を動かすと背びれが動く。
 どちらも微妙に遊べそうで遊べない中途半端さが、香港玩具に通じるテイストを持っている。

 tadatako さん、ありがとう!!

投稿者 黒沢哲哉 : 2006年9月 2日 03:21

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コメント

なんだか「遊び方は自分で考えろ」っていうような感じですものね、昔の一部の玩具とか海外の駄玩具って。
それはそれで頭の体操だったような。
チガウカ?(^^;

投稿者 おなら出ちゃっ太 : 2006年9月 4日 10:35

そうですね。お菓子のオマケ玩具や当時のガチャガチャのおもちゃなどは、「これでどうやって遊べっちゅーねん!」という物がほとんどでしたけど、それはそれでけっこう工夫して遊んでたんですよね。
友達が来ると、部屋の真ん中に家中の空き箱を積み重ね、そこにありったけの駄玩具を並べて基地を作って遊んでいたのを思い出します。
出すのはいいけど毎回片付けるのが死ぬほど苦痛でした。でもまた翌日は……。

投稿者 黒沢哲哉 : 2006年9月 5日 05:19

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