[Home] [Workshop] [monologue] [Movie] [HongKong] [Toy] [Comic] [UnderGround] [guestbook] [Links] [my profile]

2014年5月

2014年5月25日

フレンディ LEDチューン Ver.2(その2 テール・ストップランプ編)

 だいぶ間が空いてしまったけど、3月の続き。
 今回は前回のライセンスランプに続いてテール・ストップランプのLED化についてのレポートです。
 フレンディのテール・ストップランプはT20ダブル球というものが使用されている。
 T20ダブル球というのは2つのフィラメントが内蔵されていて、テールランプとストップランプ両方を兼用しているバルブだ。
 このダブル球をLED化する際に面倒なのが、車種によって、この端子に流れる電流の方向(極性)に2種類あることだ。つまり2つのフィラメントそれぞれに通電させるための4つの端子の極性が、端子を真横から見た場合に++--となっているクルマと+-+-となっているクルマがあるのである。
 フィラメント電球の場合、電流の流れる方向は関係がないのでこの配列を気にする必要はないが、LEDは電流の流れる方向が決まっているため、上記の配列に合ったLEDバルブを選択しなければならない。

 そこで面倒なのはこの極性がメーカーごとに統一されているかというとそんなこともなく車種や年式でもバラバラだったりするということだ。うちのフレンディの場合はテスターで調べたところ++--配列だった。

 しかしLEDバルブの中にはダイオードを内蔵していてどちらの極性でも使用できる無極性タイプというものもある。これなら極性を気にする必要がない、ということで、後々のトラブルを考えて今回も無極性タイプのLEDバルブから購入候補を絞り込んだ。

 そしてヤフオクで入手したのが↓これ。ノーブランドだが明るいSMD が30個配列されているというのが気に入った。色はレンズに赤色が付いているので、少しでも明るい方がいいと思い白を選択した。

20140525_01.jpg

 下の画像の左がノーマルのT20ダブル球、右が今回購入した SMD30発タイプのLED(白)。交換はポン付けなので5分で完了しました。

20140525_11.jpg

 下の画像はブレーキランプ点灯テスト中の様子である。ひとりで作業をしているのでブレーキランプを踏んでくれる人がいないので、画像のように用具箱でブレーキを押している。ちょっと寂しい。

20140525_10.jpg

 夜を待ってさっそく点灯テスト! テール・ストップランプをLED化する場合、赤いレンズの場合もLEDバルブは赤を選択するというのがキホンだ。というのは、電球とLEDでは色温度が違うため、点灯させた時の色がピンクやオレンジがかってしまうためである。今回はあえて白を選択した結果、若干オレンジ色がかって見えているのがお分かりだろうか。まあそれは了解済みだったからいいんだけど、別の問題があった。それはテールランプが点灯中にブレーキを踏んだときの明るさの差が少ないことだ。真っ暗ならば大して問題ではないのだが、夕暮れ時などにブレーキを踏むと、ブレーキランプの点灯が分かりにくい。これは危険である。んー、せっかく買ったけど買い直し決定!!

20140525_09.jpg

 次に購入したのは↓こちらの宇宙ステーション的なデザインのLEDバルブだ。これは周囲のパラソル状になっている部分が文字通り傘のように開閉するようになっており、すぼめた状態でテールランプの穴に差し込むと、スプリングの力で開きこの状態となる。照射面が後方を向いて花びらのように開いているので発光面積が広く、テール・ストップ各ランプの明度差も十分だというネットの情報を得てこれに決定。1個3,480円(当時)は高かったけど、性能に期待しよう!! 点灯色は明るさが十分にあるようなので今回は赤色を選んだ。

20140525_07.jpg

 それから下の画像はアンブレラLEDと同時購入した25Ωの抵抗だ。テールランプなどの電球をLEDに交換すると抵抗値が下がるために車種によっては球切れ警告灯が点灯することがある。フレンディの場合、ABS警告灯がその役割を兼ねていて、ABS警告灯がまれに点灯する症状が出たのでその対策のための購入である。1個490円(当時)で左右各1個ずつ使用するので2個購入。

20140525_08.jpg

 再び点灯テスト! テール・ストップランプの点灯はバッチリだ。明度の差もはっきり出ている。が! 別の問題が発生。ハイマウントストップランプがブレーキを踏んでいない状態でもうっすらと点灯するようになってしまった。これはLEDのゴースト点灯と呼ばれる現象だ。フィラメント電球をLEDに交換すると、LEDは少ない電流で点灯するため、微弱な漏れ電流で点灯してしまうことがあるのだ。

20140525_06.jpg

 このゴースト点灯にはいくつか原因が考えられる。まずひとつはテール・ストップランプからの電流が逆流してハイマウントストップランプに流れ込んでいるというもの。これを止めるには整流ダイオードというパーツをテール・ストップランプのプラス側にかませればいい。
 ということで急ぎオートバックスへ走り、エーモンの整流ダイオードを購入。左が1Aタイプでテールランプ用、右が6Aタイプでストップランプ用だ(各2本セット)。実際にはストップランプ用も1Aタイプで十分なんだけど、こちらは若干大電流が流れるので念のため右の6Aタイプを選択した。

20140525_12.jpg

エーモン 1555 整流ダイオード 1A
エーモン工業(amonkogyo) (2012-05-09)
売り上げランキング: 13,024
エーモン 1556 整流ダイオード 6A
エーモン工業(amonkogyo) (2012-05-09)
売り上げランキング: 8,316

 しかーーーーし、この対策をしてもハイマウントストップランプのゴースト点灯は解消せず(涙)。次なる対策を講じなければならないようだ。
 で、次の一手がこれ↓。ハイマウントストップランプのプラス線とマイナス線にこのゴースト点灯防止用抵抗をブリッジ配線させることでLEDに流れ込む微弱電流を熱に変換して捨ててしまおうという方法である。

20140525_03.jpg

 ハイマウントストップランプの配線は、フレンディの場合、オートフリートップ(ルーフテント)の後方奥にある。オートフリートップを上げると、その後方のスチール枠に沿ってハイマウントストップランプの配線が固定されている。コードを止めているテープをはがして配線を引っぱり出し、そこに画像のように配線コネクターで抵抗を接続した。本当はもっときれいにやりたかったんだけど、隙間に体が入らず手が届かないのでこれでいっぱいいっぱいだった。最後にビニールテープで配線を固定し直して完了。

20140525_05.jpg

 結果、ゴースト点灯は解消、これにてテール・ストップランプのLED化は完成した。めでたしめでたし。

20140525_04.jpg

 アンブレラLEDを近寄って露出を絞って撮影すると下の画像のような感じ。発光点が面状に広がっているので、それも視認性向上に寄与しているように思います。

20140525_02.jpg

 上記のアンブレラLED、警告灯キャンセラー抵抗、ゴースト点灯防止抵抗は下記のネットショップで購入しました。対応は迅速でLEDの品質も良かったですよ!

 参考外部リンク:LEDの孫市屋

投稿者 黒沢哲哉 : 22:39 | コメント (0) | トラックバック

このページのトップへ
2014年3月 | メイン | 2016年1月