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2010年2月13日

リヤガーニッシュ浸水の補修

 先日、フレンディのリヤガーニッシュ(テールゲートに付いている、反射板とテールランプが組み込まれた横長のパネル)のレンズ内に水が侵入しているのを発見!
「うわあ、またかよ」と落ち込むぼく。

20100208d.jpg

 実はこのリヤガーニッシュへの浸水は、フレンディ購入直後から始まっていたのだ。
 2006年1月、中古で納車されたボンゴフレンディ。そのときすでにリヤガーニッシュのレンズの内側にわずかながら水滴が付着していた。
 この修理は価格内に含まれないというので、まあ、遠目に見る分には大して目立たないし、いいか、とそのまま購入したら、それからしばらくして水滴は次第にひどくなり、しかも左・右・中央の3箇所全てのレンズ内に水滴が侵入してしまった。
 街中で注意して見ていると、他のフレンディもこのガーニッシュのレンズへの浸水が見られる車がけっこう多いことが分かった。
 リヤガーニッシュがこのデザインになったのは、1999年のマイナーチェンジ以降で、どうやら後期型フレンディの弱点であるようだ。
 ディーラーで価格を聞くとガーニッシュ丸ごと交換で10万以上するらしい。そこでネットオークションで中古のガーニッシュを見つけて落札。パネル部分の色がぼくの車の色と違っていたが、ちょうど他にもボディに気になる傷があったので、板金塗装を頼むついでにガーニッシュもボディと同色に塗装してもらい無事交換した。これが2007年秋ごろのことだ。

 ところが! それからおよそ1年後、またしてもその交換後のレンズが浸水してしまった!!

20100208a.jpg

 これが2008年10月のころの浸水状況。水滴が侵入したのは右側のレンズだけだけど、ああああ、なんでこうなるの!? もはや中古パーツも信用ならん! ということで、今度はネットオークションでコーキング剤を購入して、自分で補修をすることにした。

20100208b.jpg

 上の画像がオークションで購入したコーキング剤、送料込み1,980円。シリコン系の素材だが容器にラベルが付いていないのでメーカーも商品名も成分も謎。市販のシリコンコーキング剤と違って乾燥後も硬化しないというのがウリだったので、これを選んだ。色は黒、グレー、クリヤーがあり、購入したのはクリヤー。絞り出すためのコーキングガンはホームセンターで購入。280円くらい。

20100208c.jpg

 そして保管してあった最初のレンズの外周にコーキング剤をたっぷりと塗り込んだ。
 この作業をしていて分かったのは、レンズと裏側の反射板との接合面が平面ではなくて角の部分で階段状の段差になっていることだ。こんな構造をしていたら角の部分の接着剤の劣化による痩せや剥離ですぐに隙間ができてしまうよなぁ。
 昔の車はこうしたレンズ類は全てネジ止めされていて、レンズと反射板との間にはゴムパッキンが挟み込まれていた。だから接合面が平面でなく段差になっているなど考えられない構造だったのだが......。今は接着剤で固定だから、デザインや作りやすさを優先して安易に設計すると、こんな水密性の低い構造にしてしまうのだろう。
 おまけにレンズの左右の端にくる上下の角の部分が鋭角になっていて、しかもその角で厚みが薄くなるデザインがされているため、この角が欠けやすいのだ。実際オークションに出品されている中古レンズにも、この角が割れているものがかなりある。
 こういう設計段階で回避できる問題は、設計の人の間でノウハウとしてしっかり受け継がれていかないと、また次の車でも同じ問題が起こると思うんだけど、大丈夫ですかね!? →マツダさん。

 ということで話は先日に戻る。2008年10月にコーキングした右のレンズは、今日までまったく浸水せずいい感じだったのだが、今度は左側のレンズが浸水してしまったのである。あのとき、念のため左側もコーキングしておくんだったなぁ、と後悔しても後の祭りだ。
 だけどまぁ、もう慣れたもんですわ。前回と同様に、保管してあった前のレンズ(捨てなくて良かった)にコーキングをほどこし、浸水したレンズと交換した。そして再びクリアーなリアガーニッシュが甦りました!!
 不安材料としては、中央の反射板部分がまだコーキングしていない中古パーツのままなんだけど......ここだけは浸水しないでくれ! とひたすら願うぼくなのであった。

投稿者 黒沢哲哉 : 2010年2月13日 17:41

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