『博多っ子純情』 (1978年 エル・アイ・エル作品)
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製作/土肥静加
監督/曽根中生
原作/長谷川法世
脚本/石森史郎、長谷川法世
撮影/森勝
音楽/服部克久
出演/三石研、小屋町英治、横山司、小池朝雄、春川ますみ、松本ちえこ
カラー シネマスコープサイズ 94分
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この映画が公開された1978年ごろというのは、ぼくが映画館でもっともたくさん映画を見ていた時期で、この映画の予告編も何度となく見ているんだけど、実際に本編を見るのはなぜか今回が初めて。嫌っていたわけじゃなく、たまたま巡り合わせが悪かっただけなんだけどね。
前半は、性に目覚めるころの少年たちの純情を『青葉繁れる』などを髣髴とさせるタッチで描き、後半になるにつれて、なぜか鈴木則文監督を思わせるケンカ少年の青春に移行してしまう。ぼくとしてはそうしたアンバランスが気にはなったものの、少年たちの純情が素直に描かれている部分は大いに楽しめた。
そもそも原作がそうなんだけど、こうした陽気で素朴でまっすぐな人々を描くには、舞台はやっぱり南国でなければダメでしょうね。
それにしても、博多弁でワーワー言ってるセリフは映画全編のおよそ4分の1くらい、何を言ってるのかわかりません。
(2000/05/24)
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