Top monologue 2000/07/10 Back

 この日、N川さんから、このまんがの正式タイトルが『マジック・マスター』に決定したということを伝えられた。
 そして、帰宅したら、ポストに届いていた「少年ガンガン」8月号に、カラーの予告が掲載されていた(左)。9月11日発売の10月号より連載開始。第1回は100ページ一挙掲載です。
 それにしても、ここまでの道のりは実に長かったです。関係ない人にはまったく興味ないと思うけど、覚え書きとして、以下にこれまでの流れをざっとまとめてみました。もちろん、これ以外にも取材や打ち合わせは無数に行なっています。
 今回の作品は、ウイザード・インのスタッフの皆さんをはじめ、たくさんの人に力を貸し手いただいて動き出した企画なので、ぜひともヒットして長く続いてもらいたいです。


『マジック・マスター』第1話完成までの流れ
1998/12/07 最初のプロットを書いて、エニックスで打ち合わせ。
1999/02/08 大きく方向を変えた改訂プロットを書いて、打ち合わせ。
1999/05/25-06/25 さらに方向を大きく変えた新プロットを書いて、打ち合わせ。
1999/07/07 さらに方向を変えた改訂プロットを書いて打ち合わせ。ここで初めて、マジシャンを目指す少年が主人公として登場する。
1999/10/04-12/07 シナリオ第1稿〜第8稿を書き、ようやく編集長からのOKが出る。
1999/12/14 渋谷の喫茶店で、ウイザード・イン代表のマジシャン柳田昌宏氏と初めてお会いし、監修をお願いして、快諾していただく。さらに柳田さん、緒川集人さんおふたりのプロのマジックを初めて目の前で拝見し、驚く。
1999/12/25 渋谷パルコで、ウイザード・インの秋元正さんが講師をされているカルチャースクールのマジック講座を取材する。この日、作画の阿白宗可さんが兵庫県から上京してきて、初めてお会いする。
2000/01/19 ウイザード・インの皆さんの監修によって、第1話に登場させるマジックが決まり、その作画資料とするために、実際に秋元さんや緒川さんにマジックを演じてもらい、エニックス編集のN川さんがビデオで撮影する。
2000/01/28-02/16 シナリオの方も、監修していただいた内容を元に書き直しを行ない、ネタとその表現方法のリアリティを煮詰めていく。さらにN川さんとはキャラクターの人物像を深めるための打ち合わせを重ね、第9稿〜第15稿まで、改訂を続ける。
2000/03/08 編集長から、「もう少しファンタジー的要素が欲しい」と言われ、新たな設定を加えるべく、N川さんと打ち合わせをする。
2000/03/20-04/02 打ち合わせの内容を踏まえて、第16稿〜第21稿まで、書き直しを繰り返し、ついに決定稿となる。

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