Top monologue 2000/04/16 Back

 今日は自宅で男の料理を作ろうとおもっていたら、まな板がまるで惨劇の現場のように真っ赤に染まってしまった!!
 いったいこのまな板の上で何があったのかというと……





















 実はただキムチを切っただけなのでした。くだらないオチで済みません。
 昨日、録画してあった資料ビデオをまとめて見た中に、フジテレビで放送された「ザ・ノンフィクション」『東京コリアタウン キムチ物語』(4月9日放送)というドキュメンタリー番組があって、それを見たら、急に本格的なキムチが食べたくなり、近所の韓国食材専門店で買ってきたのでありました。
 元々キムチは好きなので、スーパーや食料品店でパック入りやビン詰めのものはよく買ってくるんだけど、今日のようにわざわざキムチを食べようと思ったときには、やっぱり本物のキムチじゃなくっちゃね。

 番組の内容は、上野の外れに、在日韓国人の人たちが韓国食材を売っている店が並ぶ一角があり、そこでキムチ専門店を営む一家の姿を追ったものだ。ぼくも前に一度、この番組で取材したお店でキムチを買ったことがあって、その旨さには驚いたのだった。買ったのは白菜キムチだったんだけど、葉の間に松の実や大根やにんじんなどの具がぎっしり詰まっていて、その複雑微妙な味は他じゃ味わえない絶品であったのだ。お店の名前はアリラン亭。お薦めです。
 そこまで言うなら、スーパーのキムチモドキなんて買わないで、専門店でばかり買えばいいと思うかもしれない。
 だけど、こうした専門店のキムチは、日本製や日本のスーパー向け製品のように小さくカットしてパック詰めされておらず、白菜の株を半分か、せいぜい4分の1にカットした大きさのままドーンと売られているのである。つまりひとりで食べるにはかなり量が多いのだ。
 もちろんぼくは好きだから、それくらいの量ならば、ひとりでペロリと平らげてしまえるんだけど、現実には塩分の取りすぎが気になるし、にんにく臭も気になる。というわけで、いつでもバクバク食べるというわけにはいかないのである。
 いやー、それにしても本物のキムチは、やっぱりおいしいわ。

 ところで、これを見て本格キムチが食べたくなった方、キムチを切ると上の画像のようにまな板が真っ赤に染まります。これは、すぐに洗い落さないとなかなか色が落ちなくなるので注意してください。
 そもそも本場韓国では、キムチはカットせずにそのまま食卓に出し、各自がハサミで好きな大きさに切って食べるんだとか。生活の智恵ですな。
 しかし…上の画像を見てキムチ食べたいとは誰も思わないかも。私設キムチ応援団員としては、キムチ普及戦略失敗だったかも。


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