大学時代からの友人でフリーライターの野村宏平くん(左)と笠井修くん。
 本日メインとなった話題は、「フリーライターは出版社から依頼された仕事で、どこまで自分の主張を譲れるか」ということ。例えばゲーム業界では、ライターが書いたストーリーを権利ごと買い取るという契約がよくある。しかし自分が創作したストーリーが世に出たときに自分の作品だと言えないのは寂しすぎる。そんな話。
 もうひとつ面白かったのは、「“○○王”と付く雑誌は長続きしないんだよ」という野村くんの見解。確かに「キング」「まんが王」「冒険王」「少年キング」「小説王」「獅子王」「覇王」「動画王」と、誌名に“王”と付いた雑誌はことごとく消えてるなぁ。それぞれ休・廃刊した事情はさまざまなんだろうけど、これだけ多いと確かにジンクスめいたものを感じますね。
 もっと論理的に考えてみると「誌名に“王”などとつけるのは、神様である読者に対して不遜すぎるからじゃないだろうか」というのが、両国地ビールで酩酊したぼくの分析である。ま、いずれにしろ新雑誌を創刊する時には“王”は付けない方が無難かも知れませんね。


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