フリーライターの野村くんに教えてもらったのは、ひし美(アンヌ)ゆり子が経営するひし美書房。幡ケ谷の、甲州街道と並行した1本奥の通り・不動通り商店街にある。映画・TV関係の書籍が充実しているかというとそんなことはなくごく普通の古本屋さん。ひし美ゆり子が店にいることもなく、初老のおじさんが店番をしていた。今回はそこでこんなもの↓をゲットした。

 ひし美書房でゲットしたのは、和製ドラゴン・倉田保昭の自伝エッセイ『和製ドラゴン放浪記』である。しかも、200円の特価棚に並べられていたのに何とサイン本!! しかもハンコまで捺してある。ひょっとして、ひし美さん、倉田さんから贈られた本を自分の店で売っちゃったんじゃないんですかぁ? まさかね。
 しかし、ぼくは以前に神保町の古書店で『ハニーハンター』(原作:木村はじめ、作画:里見桂)を買ったら、偶然にも「森くんへ 里見桂」というサインが入っていたことがある。でもって、それを里見さんに話したら「あーっ、それはきっと(まんが家の)森秀樹くんだ!!」とおっしゃった。何でも、ちょうど『ハニーハンター』前後に、まだ新人だった森秀樹氏が里見さんのところへアシスタントに来ていたことがあるのだとか。それをぼくが買ってしまうとはね…イヤハヤ南友(笑)。

 帰宅後、一気に読んだその内容は、全盛期に向かおうとしている70〜80年代の香港映画の熱気が感じられて非常に楽しめた。香港映画ファンにはオススメできる本ですね。ちょっと気取った文章が気になったけどね、それはそれで「倉田保昭カッコイイ!」と思えるから2重マルです。

 その後、さらに別の幡ケ谷の古書店を3件回って、資料用の本&趣味の本、あわせて本日はそこそこの収穫があった。予算はかなりオーバーしちゃったけどね。


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