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< または日記 の・ようなもの >
2000.12


00/12/31
 年賀状の宛名印刷や、家賃の支払など、雑事に追われる。あ、子どもたちにあげるお年玉のポチ袋も買ってこなくちゃ。  因みにポチ袋というのは「点袋」と書くらしい。下は「広辞苑 第五版」からの引用。たったこれだけの内容で、(C)が付いているのが面白い。
ぽち‐ぶくろ【点袋】祝儀やお年玉を入れる、小さい熨斗のし袋。点袋 (C)関戸 勇

 夜、軽く仕事をしていると、パソコンに電子メールが頻繁に届く。手塚治虫公式ホームページ「手塚治虫@ワールド」のグランドオープンが近いため、いまこの瞬間も、スタッフの皆さんが徹夜で作業を続けており、その連絡メールが次々とメーリングリストに流れてくるのである。ぼくが担当する仕事はすでに終わっているため、ぼくが口出しする部分はまったくないんだけれど、それでも緊張感がヒシヒシと伝わってくる。
 そして……「手塚治虫@ワールド」は、午前0:00、無事にオープンし、それまで間断なく送られてきていたメールも、午前2:38分、プロデューサーが発信した「皆様お疲れ様でした。」というメールを最後に、終わりを告げたのでした。

 それを見届けたぼくは、充実した気持ちで、ひとり帝釈天へ初詣に向かう。もう3時近いため、人出はだいぶ減っていたが、それでも帝釈天の境内にはかなりの人がいて、少しだけ正月気分を味わった。

 帰途、夜店で韓国風お好み焼のチヂミ(400円)と、甘酒(300円)を買い、さらに正月気分を高めようと思ったのだが、甘酒はまずまずながら、チヂミの味はイマイチでした。

00/12/30
 午後起きて、居間にしている部屋だけを掃除し、買ってきたおせち料理の具を重箱に詰め、鏡餅を飾る。本当は部屋中を大掃除したかったところだけど、それは今年もできませんでした

 夜は、年賀状発送用のパソコン住所録の整理に追われる。今年は絵柄の面は印刷屋さんに頼んでしまったので、絵柄の面を枚数分コピーする手間は省けたんだけど、宛て名印刷だけは自分でやるしかないですからね。
 もっとも、これもパソコンを導入してからは、ずいぶん省力化されたんですけどね。以前は、宛て名書きだけでも2日以上かかっていましたから。

00/12/29
 12:00、車で近所のイトーヨーカ堂へ行き、正月用の鏡餅おせち料理お雑煮用の鶏肉などを買い込む。例年、「今年は正月祝いは省略するか」と思いつつも、何十年もずっと習慣にしてきたことは、やめると物足りなくなってしまうんだよね。

 15:00、車で渋谷へ向かう。今日は『マジック・マスター』で監修をしていただいているマジシャン集団・ウイザードインの忘年会なのだ。今日は車も比較的空いている。いいぞ。

 16:30、予定より30分ほど早めに渋谷に着いたので、喫茶店で『HAIKARA事件帖』のプロットを煮詰める

 17:00、ハチ公前で「少年ガンガン」編集のN川さんと待ち合わせ。喫茶店で次回『マジック・マスター』のプロット打ち合わせをする。

 19:00、N川さんと共に、同じく渋谷の中華料理店で開催されたウイザードイン忘年会に出席する。 snap photo

 23:30、車で高田馬場の手塚プロへ向かう。実は昨日の昼間、ぼくが担当した手塚治虫公式ホームページ「手塚治虫@ワールド」のテキスト原稿の一部にミスが発覚したのと、ぼくが指示してデザイナーに渡したはずの画像が1点、所在不明になっているらしいのだ。そこで今日、忘年会の後で会社に顔を出すと言ってあったのである。あ、ちなみに、ぼくはもともとお酒はほとんど飲まないし、今回は車なので、忘年会でもお酒はまったく口にしておりません。為念。

 24:00、手塚プロに到着。プロデューサーのK渕さん、ディレクターのM井さん、進行のS田さんが作業をしておられた。もう2001年1月1日の「手塚治虫@ワールド」グランドオープンまで日にちがわずかしかないので、24時間体勢で誰かが手塚プロに詰めているのだという。
 そして、さっそくS田さんにミスの件について尋ねると、テキストのミスはすでにS田さんの方で修正してくださったのだという。そして画像が1点行方不明になっている件は、追跡調査してみると、確かにぼくからS田さんには画像が渡っていることが判明、その後、どこかのプロセスでその1点だけが行方不明になったらしいことがわかった。しかし、タイムリミットも迫っているため、今回はその画像は使用しないということで決着したのだという。

 26:30、ということで、問題は解決したので、安心して、お茶菓子だけをいただいて、ぼくは先に帰宅させていただいた。ふ〜、今日はとっても長い1日でした。

00/12/28
 14:00、車で大泉学園にあるマンガ家の里見桂さん宅へ行く。

 16:00、「オースーパージャンプ」編集のM沢さんも合流し、次回『HAIKARA事件帖』のプロット打ち合わせ。前回提出したプロットからぼくが考えてきた修正案で、基本的にOKとなり、ディテールについて、それぞれから意見やアイデアを出し合う。なかなか次回も感動話になりそうである。あとは完成が遅れて里見さんに迷惑をかけないようにしないと……。
 実は里見さんは、現在、1/30発売号に掲載する『HAIKARA事件帖』の作画をしているのだが、スケジュール的にかなりタイトなのだという。ここで次回の原作が順調に仕上がれば、1回分貯金ができるので、ぜひそうしたいところなのだ。

 18:00、そのままスタッフ全員で、新目白通り沿いにある高級焼肉店・東京飯店へ移動。里見プロダクションの忘年会に出席する。 snap photo

 22:00、帰宅後、あまりにも眠いので、ちょっと仮眠してから『HAIKARA事件帖』の資料整理をやろうと思っていたら、そのまま熟睡。起きたら朝の9:00だった。

00/12/27
 昼に起きて近所の区立図書館へ『HAIKARA事件帖』の資料を借りに行く。年内は開館日が今日までなので、今日借りもらすと来年まで借りられなくなってしまうのだ。

 15:00、電車で新宿へ。もし道路が空いていれば車で行こうと思ったんだけど、やっぱり今日も水戸街道は大渋滞だった。

 16:30、南口の紀伊國屋書店で、『HAIKARA事件帖』の資料を漁り、ドトールコーヒーで『HAIKARA事件帖』の改訂プロットを練る。

 17:30、西新宿のホテルセンチュリーハイアットで、エニックス出版事業部の忘年会に出席する。今年はドラクエ発売の年でもあったし、エニックスの出版物は全般的に好調だということで、なかなか活気のある盛大なパーティだった。

 そして宴もたけなわとなったころ、我らが『マジック・マスター』の監修を手がけてくださっているウイザードイン所属のプロマジシャン秋元正さんと緒川集人さんのおふたりが、会場で華麗なマジックを披露してくださった。観覧していた作家さんや編集さんたちから、しきりに「おーっ」「すげーっ」という感嘆の声があがる。なんだかまるで自分が演じているみたいに誇らしいぞ。

 残念だったのは、今年もビンゴゲームで何も当たらなかったこと。『マジック・マスター』の作画をされている阿白宗可さんは、ビンゴになってステージまでは上がったんだけど、そのあとのジャンケンで惜しくも敗退してしまった。確か今年1月のエニックスのパーティでは、秋元さんがポケットボードかなんかを当ててたんだけどねーっ。Nintendo64欲しかったぞ。

00/12/26
 午後、『マジック・マスター』のプロットを仕上げて編集部へファックスで送る。

 15:00、車で手塚プロへ行こうとしたのだが、水戸街道まで出るとものすごい渋滞になっている。そこでそのままUターンしていったん帰宅、車を置いて再度電車で出かける。

 今日は、これまで書いた原稿の総チェックと校正。他のスタッフたちは追い込みで殺気立ってるというのに、テキスト担当のぼくはなんだかのんびりしているみたいで気が引ける。

 けど、実はぼくも、そんなにのんびりしているわけにはいかない。『HAIKARA事件帖』の修正プロットを考えるが、ジッとパソコンに向かっていてもいいアイデアは出てこない。

 22:30、ということで今日は早々に引き上げることにした。

00/12/25
 午後、高田馬場の手塚プロへ出社。今日は年末の25日なので渋滞必至であるから、ひさびさに電車で出勤である。ところが、ぼんやりしてたら、青砥から上野線で日暮里へ向かわねばならないところを、押上線に乗ってしまった。ガーン。押上線でも高田馬場へは行けるので時間的には問題なかったんだけど、回数券が1枚ムダになってしまったー。

 13:30、手塚プロに到着。先週までに書き上げた原稿の校正をする。

 続いて「少年ガンガン」の『マジック・マスター』の次回プロットを執筆。

 19:30、仕事場を抜けてタクシーで高田馬場の「おばけ食堂」へ向かう。ワセダミステリクラブ後輩で作家の山下定くんが、東京のアパートを引き払い、滋賀県の実家へ帰ることになったため、ここで仲間内での送別会が開かれているのだ。
 しかし、30分ほど顔を出して帰ろうと思っていたのに、何と当の山下くんが、引っ越しトラックの到着が遅れているため、まだ家を出られないでいるのだという。それで9時前まで待ってみたが、まだ現われそうにないので、そのまままたタクシーに乗って手塚プロへ戻る。いったいぼくはなにしに来たんでしょう……。山下くんさようなら〜!!

00/12/24
 午後、近所のマクドナルドへ行き、『探偵屋の女房』のシナリオを書く。

 深夜、車でガストへ行き、続きを執筆。早朝、完成した原稿を、「リイドコミック」編集のM井さんの自宅へファックスで送る。

00/12/23
 13:30、今日は快晴!! 近所の小学生を連れて、ヘリコプターで東京遊覧飛行なのだ〜!! snap photo

 帰宅後、すぐに仕事を始めるはずだったんだけど、仮眠しようと思って夕方眠って起きたら、もう24日の朝だった(笑)。

00/12/22
 午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。公式ホームページの作品紹介テキストを執筆する。『ガムガムパンチ』『マコとルミとチイ』の各話内容紹介など。結局、『ドン・ドラキュラ』と『ミッドナイト』の各話紹介だけが締め切りに間に合わなかったけど、いちおうぼくの担当分のテキストは完成した。しかしディレクターやhtml、FLASHムービー作成スタッフの皆さんはこれからが山場なのである。

 今日はクリスマス直前、ということで手塚プロで、スタッフ全員にクリスマスケーキが配られた。 snap photo

00/12/21
 午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。公式ホームページの作品紹介テキストを執筆する。『グリンゴ』『ネオ・ファウスト』など。締め切りは明日。いよいよラストが見えてきた。

 11:00過ぎ、「オースーパージャンプ」編集のM沢さんから携帯に電話が入り、先日送っておいた『HAIKARA事件帖』の次回プロットについて打ち合わせ。「いまいち犯人暴きの部分が『HAIKARA事件帖』らしくないですねぇ」と厳しい意見を言われ、再度ネタを煮詰めてプロットを書き直すことになった。

 深夜2:00過ぎ、ホームページの仕事がひと段落したので、『マジック・マスター』の次回プロットを書こうと思ったが、小腹が減ってきたので、手塚プロを出て家の近くまで戻り、金町の水戸街道沿いにあるファミリーレストラン・ジョナサンで続きをやることにする。

 3:00過ぎ、カニのクリームスパゲティ(860Kcal)を食べながら、『マジック・マスター』のプロットを書き、5:00ごろ帰宅。うーむ、それにしても、深夜にこんな高カロリーなものを食べてしまったではないか。仕事が忙しいと、つい高い買い物をしたり、食事を豪華にしたり、どーも自分に甘くなっていけないのである。

00/12/20
 午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。公式ホームページの代表キャラクター50選の名前と画像のリンクチェックを行なう。

 それにしても今日は20日の締日だから、師走で混んでいる道路がさらに大渋滞している。結局、柴又から高田馬場まで2時間、いつもより30分以上余計にかかってしまった。

00/12/19
 今日はぼくのン回目の誕生日。パチパチパチヒューヒューヒュードンドンドン!! でも、もういいかげん感慨もないですね。いつもと変わらず仕事だし。お! バースデーメールが来てるぞ。誰からだ!? ……と思ったらPanasonic HiHO(プロバイダ)からでした。トホホ……。

 ということで、午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。公式ホームページの作品紹介テキストを執筆する。『火の鳥・望郷編』『火の鳥・乱世編』など。

 それにしても、このところ日に日に出勤時の交通渋滞が激しくなってくる。こんなところにも年の瀬を感じます。

 19:30、手塚プロ近くのボウリング場・シチズンプラザ1Fにある喫茶店で、「リイドコミック」のM井さんと、次回『探偵屋の女房』について打ち合わせ。
 本当は、もうすぐ発売される1月号のシナリオをぼくが書いているので、次の仕事までは、しばらく間が空くだろうと思ってたんだけど、何でも、急きょ、前回ぼくが書いた話の続きになることが決まったとかで、続けてぼくに執筆依頼が来たのであった。それはありがたいんだけど、スケジュール的にはかなり厳しい。でも大島先生の仕事じゃ断わるわけにはいかないしなー。

 21:00、手塚プロを出て、高田馬場のパキスタン料理店「ラージプート」でカレーを食べる。いつもだと手塚プロで仕事をしているときは、夕食はコンビニ弁当やほか弁で済ませてしまうか、近所の定食屋へ入るんだけど、今日は誕生日だからカレーセット+チャイで1500円をフンパツしたのである。

 23:30過ぎ、他のスタッフがみんな帰宅してしまったところで、ホームページの原稿もひと段落ついたので、中断していた『HAIKARA事件帖』のプロットの続きを書き、午前3:30ごろ、完成した原稿をファックスで編集部に送って帰宅する。

00/12/18
 11:30、渋谷のハチ公前で、「少年ガンガン」編集のN川さんと待ち合わせ。例によって公園通りのフォルクスで食事をしながら次回『マジック・マスター』のプロット打ち合わせをする。
 13:00過ぎ、マジックの監修をしていただくウイザードインの事務所へ行くが、事務所は大掃除中だった。そこで、マジシャンの秋元正さんの顔で、パルコの毎日カルチャーセンターの教室をお借りできることになり、そこで秋元さん、N川さん、ぼくの3人で打ち合わせをする。
 そこへ途中からマジシャンの緒川集人さんも加わり、秋元さん、緒川さんのおふたりから、経験に基づいた貴重なアイデアを提供していただき、話がどんどんふくらむ。いいぞ!
 さらに緒川集人さんは、マンガ雑誌を毎週たくさん読んでおられる現役のマンガファンでもあるため、読者としての意見もいろいろとうかがえて興味深かった。

 帰宅後、『HAIKARA事件帖』のプロットを作成する。すぐに仕上がるかと思ったのだが、とちゅうでハタと考えこんでしまったらもう一歩も進まなくなってしまった。こういうときはいくら考えてもいいネタは出てこないので、あきらめて録画しておいたドキュメンタリー番組を見て寝ることにした。

00/12/16
 午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。今日はホームページの仕事じゃなかったんだけど、プロデューサーのK渕さんを始め、ディレクターのM井さんや進行のS田さんも出社するというので、こっちで仕事をすることにしたのだ。
 ということで、たくさん仕事をするつもりで、山のような資料を持参してきたんだけど、結局、『HAIKARA事件帖』の資料をよみながら、プロットを練るだけで1日が終わってしまった。ハァ……。

00/12/15
 午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。公式ホームページの作品紹介テキストを執筆する。『人間昆虫記』『鳥人大系』など。
00/12/14
 午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。公式ホームページの作品紹介テキストを執筆する。『ワンサくん』『奇子(あやこ)など。
 来年元旦のグランドオープンに間に合わせるためには、来週いっぱいで予定の部分までのテキストを完成させなければならないのだ。けっこう大変。

 19:00、フリーライターでワセダミステリクラブ同期の野村宏平くんと待ち合わせ、小滝橋近くのもんじゃ屋で会食をする。
 野村くんには、夏前に新企画社の単行本で資料提供をしてもらっていて、その謝礼を払う予定になっていたんだけど、単行本の完成は年を越しそうだし、いつまでも待ってもらっているのは悪いので、年内にギャラをお払いすることにしたのである。
 野村くんは、自分のホームページで「東京真空地帯」という、東京の廃墟を紹介したコーナーを公開してるんだけど、今度、それが単行本(共著)企画として活字化されるのだという。野村くんのホームページ Index to Anthologies へは、リンクコーナーからどうぞ。

00/12/13
 午前中、近所の区立図書館へ、次回『HAIKARA事件帖』のネタ探しに行く。この図書館は通い慣れたところなので、どんな本がどこにあるか記憶していて閲覧しやすいんだけど、その反面、もう目ぼしい本はチェックしつくしてしまった感もある。新たに別の図書館を開拓しないといけないかも。

 昼は、図書館の地下にある食堂で鯖味噌煮定食(税込み530円)を食べる。この食堂、高校受験の勉強のために来たころに入って以来だったんだけど、何と、そのころとまったく雰囲気が変わっていない!! セルフサービスのシブイお茶サーバーや、ペカペカの安っぽい椅子とテーブル。そしてレジスターすら置いてない会計カウンター。手書きで書かれたものをコピーしてハサミで切っただけの、大きさも不揃いな食券。うーん、まるでタイムマシン。

 午後、車で神保町へ向かう。『HAIKARA事件帖』に関しては、上記の図書館でいちおう目ぼしいネタを見つけたんだけど、その他の資料も探して見るためだ。
 ……ったんだけど、神保町へ出たのは久しぶりなので、例によって趣味の本や、別の仕事に使う資料ばかり買い込んでしまった。昭和の子どもの遊びの本とか、トリックの本とか。

 ところで、このとき駐車したパーキングメーターでトラブルが。何と領収書が出ないのだ! こいつは文句を言いたい! そう思ってメーターを見ても、どこにも問い合せ先が書いてない。わずか300円ではあるが、なんか釈然としないぞ。ジュースの自動販売機には、必ず「故障の際の連絡先」っていうシールが貼ってありますよね。それなのに……さすがお役所仕事!! くそー、この300円は領収書がなくても確定申告ではキッチリ必要経費に算入するぞ。

 18:00、集英社のロビーで、「オースーパージャンプ」編集のM沢さんと、次回『HAIKARA事件帖』のネタ打ち合わせ。午前中に調べたネタで、だいたいの方向は決まり、あとはさらにくわしく調べてそれを補強し、来週までにプロットにまとめることになった。

 ここでM沢さんから、前回の『HAIKARA事件帖』の読者アンケート結果がすごくよかったという話を聞かされる。具体的な順位というのは出版社では企業秘密なので言えないが、とにかくすごくよかったのである。この人気を維持すべくさらに上を狙ってがんばらなくちゃ。

 深夜、N川さんと電話で打ち合わせ。『マジック・マスター』第6稿について、さらに部分的な修正を依頼される。

 その後、年賀状の版下作成に取りかかる。年賀状は、版下は毎年手描きかパソコンで作っているんだけど、印刷は、友人が経営する会社でタダでコピーさせてもらってたのだ。けど、さすがに毎年毎年、年末のただでさえ忙しい時期に300枚もコピーさせてもらうのは悪くなってきたもので、印刷は、今年はちゃんとした印刷屋さんに頼んで、オフセットにすることにしたのだ。
 しかし、今年は忙しいので簡単に作ろうと思っていたのに、結局、深夜までかかってしまって、ようやく完成した。

 その後、『マジック・マスター』の改訂を始めて、早朝5:30過ぎ、完成した第7稿をN川さんの自宅へファックスする。

00/12/12
 午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。公式ホームページの作品紹介テキストを執筆する。『ノーマン』『地球を呑む』など。

 夕方、「少年ガンガン」編集のN川さんから、『マジック・マスター』第5稿をチェックしたものをファックスで送ってもらい、電話で打ち合わせ。今回は、部分的な改訂だったので、すぐに書き直しを始める。

 深夜0:00過ぎ、完成した第6稿をN川さんの自宅へファックスする。

00/12/11
 午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。昨日考えた『マジック・マスター』の改案プロット(シナリオのからまたプロットに戻ってしまったけど、一応、第4稿ということにした)を執筆し、ファックスで編集部へ送る。

 19:00、高田馬場のBIGBOX前でN川さんと待ち合わせ。ジョナサンで食事をしながら、お互いに持ち寄ったアイデアを元に打ち合わせをする。そして、2時間半の白熱した打ち合わせの結果、やっと新しい方向性が見えた。

 21:30、N川さんと別れて手塚プロへ戻り、すぐに改訂作業に取りかかる。鉄は熱いうちに打てと言うからね。

 深夜1:17、完成した『マジック・マスター』の原作第5稿をN川さんの自宅へファックスで送り、帰宅。

00/12/09
 深夜、「少年ガンガン」のN川さんから電話が入り、「送ってもらった原作ですが、かなり期待していた内容と違ってますねぇ」と言われる。事実、ぼく自身もエピソードはこれでいいのだろうかと迷っていた部分があり、そこがズバリ指摘されてしまったのである。
 結局、もう一度、それぞれにエピソードの展開を考えてみて、それを元に、週明けに会って打ち合わせをしましょう、ということになる。
 いま書いているのは、主人公・藤原つかさが、オリジナルマジックのネタが思いつかず悩むというシークェンスなんだけど、作者自身がストーリー展開で悩んでるんだから、世話ないですね(苦笑)。

00/12/08
 午後、車で高田馬場の手塚プロへ出社。公式ホームページの作品紹介のテキストを執筆する。『吸血魔團』『スリル博士』など。

 ひと段落ついたところで、『マジック・マスター』の原作第3稿の執筆にとりかかる。深夜、完成したものを、N川さんの自宅へファックスで送る。

 ところで今日、車で来たことを、手塚プロホームページ製作のプロデューサーであるK渕さんに話したところ、近くに来客用の駐車場が2台分確保してあるので、そこが空いている場合は駐車していいと言われる。やった、これで好きなときに車で来られる。石原都知事の政策には反してしまうけど、これも仕事なので許してね、ダメ?

00/12/05
 早朝9:00(ぼくにとってはこれでも早朝)、仮眠4時間(ぼくにとってはこれでも仮眠)ののち、モソモソと起き出して『マジック・マスター』の原作の続きをあれこれと考えるが、結局、いい案が浮かばないので、編集のN川さんに電話をして、第2稿未完成のまま、打ち合わせをすることにする。

 14:00、N川さんと、当初の予定より1時間早めに渋谷ハチ公前で待ち合わせて、公園通りのステーキハウス・フォルクスで、遅い朝食(ぼくにとっては朝食)を取りながら、打ち合わせをする。
 話が煮詰まったときは、ひとりで考えているより、打ち合わせをすると何となく解決の糸口が見えてくるもので、この日も、約1時間半の打ち合わせでだいたいの案がまとまった。
 ちなみに、ダイエットのために、ライスは半分N川さんに食べてもらった。

 15:30、同じ渋谷のウイザードイン事務所へ移動し、監修者の柳田昌宏氏と秋元正氏を交えて、マジック部分について原作の内容チェックと今後のストーリー展開についてのネタのアドバイスをいただく。

 17:30、東急ハンズで来年の手帳を購入。まんだらけで資料探しをして帰宅する。

00/12/04
 午後、高田馬場の手塚プロへ出社。ホームページの作品紹介ページに掲載するキャラクター名のリストアップ作業を行なう。

 帰宅後、「少年ガンガン」の『マジック・マスター』次回原作の改訂に取りかかる。明日、打ち合わせの予定なのだが、途中で案に詰まってしまったので、仮眠を取ることにした。

00/12/02
 なんか、仕事が忙しいときのこのコーナーは、仕事の内容の羅列ばかりで、自分で読み返してみてもあんまし面白くないですね。

 ところで、実は今日、ショッキングな出来事があった。それは、夕方、気分転換にと、ひさびさに行った近所の銭湯でのこと。脱衣場にあるクラシックな体重計に何気なく乗ってみると、何と! 体重が 62kg もあるではないか。実は、これまでずっと我が家の体重計で日々体重チェックを行なっていたのだが、それに表示されていた体重はここ数ヶ月ずっと 48kg 前後だったのだ。いや、正確に言うと、ここ数ヶ月で 50kg強 から 48kg台 にまで、じわじわと体重が落ちていたのである。むむ……これはもしかしてヤバイ病気……!? などと心配していたのだが、別に何の自覚症状もないし、むしろ贅肉が以前よりついて、2年ほど前に買ったジーンズがきつくなってるくらいなので、変だなぁとは思っていたんだけどね。
 そんなに誤差が出るまで体重計がおかしいことに気づかなかったぼくもぼくだけど、アナログではなく、体脂肪まで測定できる1万円以上もしたデジタル表示の体重計は、それだけでウムをもいわせぬ説得力があるのである。素人には故障を判断することは酷なのである。
 ということで、ぼくの本当の体重は 48kg ではなく、62kg であることが判明した!! うはー、これまで「40kg台じゃ体力もたないよー、もっといっぱい食べなくちゃー」と思っていたのはいったい何だったんだ!
 そういえば、今年の02/07に花粉症のアレルギー検査をしてもらったときに、医者から中性脂肪が要注意レベルだと言われていたんだっけ。思えば、すでにあの頃から体重計は壊れつつあったのだな。トホホ。

00/12/01
 午後、高田馬場の手塚プロに車で出社。今日は昨日の分の遅れを取り戻すため、終電まででは終わりそうもなかったので、あらかじめ車にしたのだ。何しろタクシーだと高田馬場から自宅まで深夜料金で8000円以上してしまうのだが、車だと軽油代と駐車場代を合わせても4000円程度と、約半額なのである。
 ということで、到着後、21:00ごろまで「リイドコミック」の『探偵屋の女房』の、先日のプロットをシナリオに起こす作業を行ない、ファックスで編集部へ送る。

 その後、ホームページの作品紹介ページに掲載するキャラクター名のリストアップ作業を、AM2:00ごろまでやって帰宅する。


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