[Home] [Workshop] [monologue] [Movie] [HongKong] [Toy] [Comic] [UnderGround] [guestbook] [Links] [my profile]

« お仕事ダイジェストと勝川先生最新単行本など | メイン | 新型デミオ SKYACTIV 試乗 »

2011年7月 4日

レカロシート RECARO TREND TR-JS

装着期間:2007/04/12-使用中

 本日もボンゴフレンディに装着しているパーツのレビューです。
 車好きの皆さまにフレンディを披露した際に、皆さん最も注目してくださる、言い方を変えると食いつきがいい(笑)のが、やはり足回り(サス・ダンパー)とレカロシートです。
 ということで今回は運転席に装着しているレカロシートのレビューです。といってもこのシートは先代の愛車パジェロに乗っていた時代の2002年3月に購入。そのままボンゴフレンディに乗り換えた後も移植して、ずっと愛用しているので間もなく10年選手になろうとしている。ウレタンもだいぶへたってまいりました。
 型番は RECARO TREND TR-JS。2000年9月の発売で、今は廃番になってしまったAM-19シリーズの1タイプだった。発売当時の定価は136,500円(ベースフレーム別)。
 AM-19シリーズというのはレカロの中でも異色のシリーズで、スポーツシートというよりは設計思想をコンフォータブルに寄せた街乗りに向くタイプのもので、TREND、STYLE、SPORTSの3つのラインナップがあった。そして何より型番に「J」が付くタイプは日本人の体系に合わせて専用設計されたシートだったのだ。レカロというのはドイツのメーカーなわけだけど、いかにもバブル景気で日本がお得意さんだった時代に企画された商品という気がしますね。実際、AM-19シリーズは当時、三菱のランエボやパジェロなどの純正オプションとしても採用されていた。
 その AM-19の中で「S」が付くタイプは、ほかのタイプにくらべて全体的にコンパクトに作られていて、コクピットの狭いスポーツカーや軽自動車に向くタイプとなっている。電動部分はなくリクライニングは無段階の手動ハンドル式だ。

20110704a.jpg

 ということでフレンディに装着した状態が上の写真。実はレカロのサイトで調べると、車種別適合表に TR-JS は掲載されていないんだけど、ご覧の通り、何の加工も必要なく問題なく装着できた。
 装着時のエントリーはこちら→[2007/04/12:フレンディにレカロシート取り付け]。
※新しいウィンドウが1枚だけ開きます。

20110704b.jpg

 ベースフレームの装着状況。フレンディはシートの下にエンジンがあるので、元々純正シートでも装着スペースにはほとんど余裕がない。そこへアフターパーツを取り付けているので座面が純正より3~4cm上がり、シート全体が3cmほどドア側にオフセットされる。しかし慣れれば運転にはまったく支障ない。
 座面の角度は固定タイプなので、角度はベースフレームに取り付ける際のワッシャーで調節することになる。取り付け角度は最初、前方と後方の高さを水平に装着して、その後、微調整をするつもりだったんだけど、これも慣れてしまったので今もそのままの状態で使用中だ。
 フレンディで使用する場合の注意点としては、1年ほど前にシートがグラグラするようになり、調べたらベースフレームを固定しているネジが4本とも緩んでいたこと。フレンディはベースフレームを固定している部分がエンジンカバーになっていて、メンテナンスのたびにそこを持ち上げて開く必要があるから、そうした作業を繰り返すうちに緩んでしまったのだろう。時々点検する必要がありそうだ。

20110704c.jpg

 こちらは車体との隙間の様子。リクライニングハンドルの部分にもサイドサポートの部分にも十分に余裕がある。装着するシートのタイプによってはリクライニングハンドルを薄型のものに交換する必要がある。

ネックパッド(ノーブランド品)

20110704d.jpg

 ドン・キホーテで買ったネックパッド。サスペンションがまだノーマルだったころ、車体が横に揺れて首が疲れるので購入した。今では逆にこれがあると首が疲れる気もしてるので、外そうかと考えながら、そのままになっている。ヘッドレストには迷彩柄のバンダナ。これも最近はハヤらないので外そうかと考えながら、そのままになっている(笑)。


エアーポンプ式ランバーサポート(2007/08/21)

20110704e.jpg

 TR-JSは、背もたれの付け根部分が上の写真のように開き、この中に付属のスポンジを入れる枚数を増減することでサポート量の調整ができるようになっている。だけどスポンジだと微妙な調整ができないので、ぼくはネットオークションで購入したアフターパーツの空気ポンプ式ランバーサポートを入れた。

20110704f.jpg

 こちらがその調整用ポンプ。ポンピングするとランバーサポートへエアーが送られてふくらみ、バルブを開くとエアーが抜ける。信号待ちの間などに片手で調節が可能だ。
 ぼくが購入した当時はこれ1種類しか売られていなかったけど、今は「ランバーサポート」で検索すると2~3種類のタイプがヒットする。スポンジで調整するのが面倒な人にはエアーポンプ式、ぜひオススメです。

 で、これからレカロを買おうかどうしようか参考にしようと思ってこちらへ来られた方にとっては「レカロって実際、どうなのよ? 値段に見合う物なの?」というのが最も気になるところでしょう。
 パジェロとボンゴフレンディで使用したところで言うと、確かに純正とはくらべものにならないくらいウレタンのしっかり感があり、座った瞬間に「おっ」という違いが感じられるはずだ。また大きめのサイドサポートは横Gに対して太ももと脇腹の部分をしっかり支えてくれるので、カーブなどで体がアウト側に引っぱられる際も、ハンドルにしがみついたり足を踏ん張ったりして体を支える必要がなくこれは非常に楽だ。
 ただしそのサイドサポートは乗り降りの際にはじゃまになり、中古だとここがすり切れてしまっているものも多い。なのですり切れさせたくない場合は、乗り降りの際に、毎回、体を浮かせるようにしてズボンでここをこすらないようにしないといけない。これが面倒な人はレカロを使い捨てと割り切るか、表皮の張り替えサービスを利用するしかない。

 それと、よく聞く「レカロは長時間乗っても疲れない」という評判についてだけど、これはミニバンやRVなどに装着した場合は、それほどでもないということを知っておいた方がいい。これは恐らくレカロの設計がそうなっているんだと思うけど、背もたれを倒し気味にして体重を座面と背もたれに均等に預けるようにすると、確かにものすごく楽なのだ。しかしパジェロやフレンディの場合はかなり体を起こした姿勢になるので、そんな着座姿勢で運転はできない。そこで背もたれを起こすと、結局、体重のほとんどが座面にかかるようになり、長時間の運転ではやはりお尻や腰に負担がかかってしまうのである。これはまぁ仕方ないですね。

 あともうひとつ、レカロを中古で購入する際の注意! レカロは正規品と並行輸入品が市場に出回っているが、正規品でないとベースフレームや取り付けネジセット、補修部品などをメーカーから購入することができない。という、まぁ、ブランド品にありがちな商売をしているわけです。なので、そうした部分を自分の情報網やDIYで補えない人は、少々高くても正規品を購入した方が無難です。メーカーのサポートを受けるためには保証書かシート本体の座面裏に貼られているシールに書かれているシリアル番号が必要だ。
 ※上記の記事に関して、正規輸入品以外へパーツ供給しないというメーカーの縛りは2003年ごろに廃止されたというコメントをいただきましたので訂正いたします。詳しくはコメント欄をご覧ください。

 また、車種別に用意されているベースフレームにもレカロ純正品とサードパーティ製があるが、サードパーティ製の場合、厳密には車検対応でない場合が多いから、これも注意が必要だ。ただしベースフレームが非純正で車検に落ちたという話は聞かないけどね。

 ということで検索で来られた方は、ぜひ参考になさってください!

投稿者 黒沢哲哉 : 2011年7月 4日 16:31

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.allnightpress.com/mt/mt-tb.cgi/625

コメント

こんにちは。
金具(ベースフレーム)や部品についての購入に際しての
縛りは2003年頃に撤廃されています。
保証書などは不要で取扱店であればどこでも
購入は可能ですよ。
量販店での扱いを始める際の繁忙を避けた
狙いのようですね。

ただ現物(シート)送付での張替えは
正規輸入の後付け市場製品のみの
対応です。
どうぞ宜しくお願いします。

投稿者 じおはち : 2011年12月12日 13:32

>じおはち様
コメントありがとうございます。今は並行品でもパーツ購入できるんですね! さっそく記事を修正いたしました。
しかし2008年ごろに、マツダのディーラーに車を整備に出した際に、整備の人が誤ってレカロのリクライニングレバーを折ってしまい、そのとき、ディーラーからメーカーに連絡してパーツを取り寄せるので保証書をFAXして欲しいと言われて送ったことがありました。これもディーラーが昔のルールしか知らなかったからかも知れませんね。
ご指摘ありがとうございました。

投稿者 黒沢哲哉 : 2011年12月12日 14:33

すみませんね。
文中の取り付けねじセットとレールの
類は保障書云々は必要がなくなったと
訂正させてくださいね。

仰せのリリースレバーやシートしたの
プレマフレックスメッシュや
ピレリーマットなどは部品すらも
通常は販売しませんです。

そこのところだけは昔のままですね。
でも中古品をもとめて経済的に進める
と考える方にはベースフレームが
誰にでも買えるというのは朗報でしょうね。

現在問題になっているのはカールコードリモコンが
熱劣化で割れてしまうのですが、本体をメーカーに
送ってでの修理対応なので厄介です。
ではまた。

投稿者 じおはち : 2011年12月13日 00:04

>じおはち様
なるほど、パーツ補修はいまだ正規品でないとだめなんですね。ごていねいな補足、ありがとうございます。

しかしベースフレームとネジセットだけでも簡単に入手できるようになったのは、じおはち様のおっしゃるように、ユーザーにとってはかなりありがたいですね。
実際、日本の車の純正シートも今はかなり良くなりましたが、やはりまだまだレカロにかなわない部分がありますから、ぼくの周りでも中古のレカロを入手してきてあれこれ工夫して取り付けている人がおりますので。

ぼくも今のレカロがだめになったらまたレカロを買うと思います。
プロの方からていねいなコメントをいただき感謝しております。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

投稿者 黒沢哲哉 : 2011年12月13日 02:30

おつかいのモデルは
日本で設計生産されたモデルで
希少なものですよ。

いまのお車にはこれしかないっていうほどの
マッチングです。
座面の薄さが際立っておりますね。
乗降の都合以上に座り続けることに
おいて太ももの圧迫(体格にもよりますが)が
出過ぎにくい形状ですね。

保証書はなくともシリアル番号シールの記載
本体番号を伝えれば物によっては部品出しも
あります。本体底部前端近くにあります。
思いっきり前方スライドすればのぞけると
おもいます。

投稿者 じおはち : 2011年12月14日 10:08

>じおはち様

ああ、やっぱりこのシートは希少だったんですね。周りの知人でも、みんカラとかを見ても使っている人を見かけませんからね! 大事にしたいと思います(^_^)。

実際、各種調整機能などは最低限に絞られていますが、全体的にコンパクトなので、
フレンディの狭い運転席にも収まりがよく、おっしゃる通りタイトすぎないところも気に入ってます。
社外シートは以前、別の車でブリッドのバケットシートを使っていたこともあるんですが、そちらはもっとスポーツ寄りのシートだったので、長時間乗っていると背中とお尻だけでなく脇腹が痛くなってきて普段使いにはけっこうしんどかったです(笑)。

ウレタンはそれなりにへたって参りましたが、乗り降りの際にも気をつけているので、スリ切れはなく、まだしばらく愛用しようと思っています。

どうぞ今後ともよろしくお願いします。

投稿者 黒沢哲哉 : 2011年12月14日 13:45

こんばんは。

しみじみと取り付け周辺をみると
レカロ(当時はブリンプ)の
開発さんは苦労してますね。
シートの設計、フレンディの金具の
設計した張本人と昨日あいました。
(すごい偶然でしょ)

で、このフレームにAM-19の場合は
JS 以外は一切NGですね
理由はリリースレバーの右寄せオフセットが
あるのではないでしょうか?
そのひとつの証拠は、外側レールの真上に
四角いアダプターが乗っているように見えます。

話は変わりまして、どうも座ることに関して
すこし体に無理を強いているようにみえますが
いかがでしょう。
通常このシートの真裏は鉄板でできていまして
背中、肩、頭をシートにゆだねなければ
腰があたるはずです。上体の支えを求めると
腰の当たりがよわまり、膨らましたくなります。
種々クッションなどの組み合わせから
判断しました。
着座をしたときに体重にて座面後方が
落ち込みをするとそういう対処療法をしたくなります。
すごい技を使って後方を(だけを)20ミリ上げて
背もたれを5度ほど倒すとバランスがよくなることが
ありますよ。

下り坂の途中に車をとめて、ちょっと背もたれを
倒すとイメージがつかめるかもしれませんね。

明日は静岡からディーラーからの紹介で
レカロユーザーがぜんぜんよくないって
たずねてきます。結構奥が深いのですが
なかなか理解されにくいですね、よき運転姿勢とは。

またおぢゃまします。
ありがとう。

投稿者 じおはち : 2011年12月17日 21:12

>じおはち様

開発者の方に会われたのですか!
確かにフレンディのベースフレームは設計に苦労した感じが良く分かります。
レールの付いている枠が上面から見て単純な四角形ではないんですよ。
2つの四角をズラして重ねた形で溶接してあるんです。
だからきっとあれこれ組んでみて、ようやく「これだ」という感じになったのではないかと。

それから座面の角度の見立てもありがとうございます。
今朝方運転した際に確認してみました。
ご指摘の通り、座面の後方が少し高くなったらもっと快適になるような感じがいたします!
取り付けの際にスペーサーが余っていた気がしますが、どこへいったか探さないと(^_^;)。

ぜひまたお立ち寄りください。

投稿者 黒沢哲哉 : 2011年12月18日 12:41

昨日の午後に静岡のマツダディーラーさんから
電話がありました。
顧客のロードスターレカロつきのユーザーが
椅子がひどいということで困っている
修正等とかをして上手に使ってもらう方法は
ないかとの相談がありました。

そして
本日来店されました。できれば内装にあっている
このレカロを使いたいとのお申し出でした。
お客さまにはひどいシートと思われる可能性のある
スペックでした。

いわば普通の純正シートの骨格に
(純正が悪いという意味ではなく)
いたずらに狭く感じさせる造作と、
変わった色合いを用意して、
そしてとどめがRECAROのロゴでした。

当方のお商売の立場からは
運転の仕方と姿勢の考え方を
丁寧にお伝えしてクッションをお求めいただいて
お取引終了としましょうってお答えしたら
よい意味で食い下がられました(お客様は必死でした)。

結局試乗車2台にお乗りのあとに
ミューレンというシートを
お求めいただき装着をさせていただきました。
お客様の身長172、体重72、私178,体重74
相違は少なくお互いにシートに持った印象の
やり取りはほぼ正確です。

椅子は難しい部品(うまく使用させるには)なので
逆にブランドで押し切っちゃう作戦は正解かも
知れませんが、こだわりだけがウリの小ぶりの
専門店は最近は結構さめた目でレカロをみてます。
イノベーションを謳える機能を持った椅子を待っているのですが、
出てくるのはイノベーションを持ったデザインシート、
まさにそういう時代ですかね。

がんばれ日本のレカロマン、ってところですかね。

投稿者 じおはち : 2011年12月18日 20:23

>じおはち様

なるほど、今はレカロ最強伝説も変わりつつあるのですね。
ミューレンというシートも説明を読ませていただきましたところ、
ものすごく良さそうですね!
そもそも純正からシートを交換する際に安心して選択できる
ものがほとんどレカロ一択だった状態も不健全なわけで、
もっといいシートや、様々な人の好みに合うシートが
たくさん出てほしいですね。
ミューレンも99%以上の車に適合するということですから、
今後、シートを交換する際には選択肢に入れたいと思います。

投稿者 黒沢哲哉 : 2011年12月19日 11:47

こんばんは。記憶力のよい<自分では思ってる。
jetsetのサザキです。

昨日2キロ、本日2キロボンゴフレンディ屋根ありの
3列目に座りましたが、マツダには自動車を
解ってる神がいるとおもいました。
同乗している他の方にこの乗り心地を知れ、
この乗り心地を腰に背中に刻むんだって
いいましたら、同乗の自動車業界の人間も
首をたてにふってました。同乗者に優しい
車だとおもいました。

投稿者 じおはち : 2012年10月12日 20:27

>じおはち様
ごぶさたしております。
ボンゴフレンディは3列目シートも2列目シートと
同じクオリティで作られているので、非常に座りやすい
ですよね!
ただ、ミニバンはどれもそうですが、フルフラットにする
ために座面の前後幅が若干短くなっておりますので、
そこがもう少し長いともっと座りやすいのですが。

ところでシートの調整についていろいろアドバイスを
いただいたのに、まだやってません。残っていたスペーサー
などは発掘したのですが。
というか、最近、ぜんぜん車いじりができてません。
今が車いじりにはいい季節なんですが、ああ。。。
ぜひまたお立ち寄りください!!

投稿者 黒沢哲哉 : 2012年10月13日 02:37

シートも含め、お車に不満がなければ
ほったらかしでも、、今の車はちゃんと
働きますので平気でしょう。

おじゃましました。また宜しくです。(^o^)

投稿者 じおはち : 2012年10月16日 00:03

コメントしてください

※必須
※必須(ページには表示されません)

※スパムコメント対策のため、しばらくの間、コメントを承認後公開設定とさせていただきます。
投稿いただきましたコメントは確認後に公開させていただきますので、しばらくお待ちくださいm(__)m。