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2011年6月 8日

フレンディ純正オプション シートアンダートレイ

装着期間:2008/10-使用中

 本日もボンゴフレンディネタ。
 フレンディが納車されて間もなく5年半となる。その間、あちこちいろいろと手を加えてきていて、そうしたカスタマイズの一部はこのブログでもすでに紹介している。だけど実際には改良部分の半分も紹介しきれてないので、検索でこちらへ来られるフレンディファンや車いじりの好きな皆さんとも、ぜひ知識や情報を共有したい。ぼく自身も、ネットで多くの方が公開されている車いじり情報にはずいぶんとお世話になっているので、それをフィードバックしたい、という思いから、古いネタも少しずつ紹介していこうと思います。

 ということで、今回はフレンディ純正オプションだったシートアンダートレイと、その工夫ポイントをご紹介。

 ボンゴフレンディの後部座席は、下の画像のようにシート全体が左右2箇所の太い脚で支えられていて、シート中央下部にスッカスカの大空間が空いている、というのが大きな特徴だった。これによってスキーなどの長物の荷物もシート下に楽々積むことができ、ぼくもスキーに出かける際には毎回とても重宝している。
 そしてそのシート下の空間にぴったり納まる引き出しとして、当時、純正オプションに設定されていたのがこのシートアンダートレイだった。
 下の画像は、新車販売当時のショップオプションカタログより。単なる引き出しに18,000円は高すぎだけど、まぁ、純正オプション品というのはだいたいそんなものですね。

frie_seat_under_tray00.jpg

 このシートアンダートレイ、ぼくもフレンディの納車当初からぜひ欲しいオプションだったんだけど、ぼくがフレを入手したときはすでに廃番で、唯一の入手手段は某ネットオークションのみだった。
 まぁオークションでも気長に待っているとけっこう出品はあるものの元値が高いため、なかなか安く入手できない。平均相場で10,000円~12,000円前後。しかしあるとき一部欠品アリのトレイが出品されて、それを格安で落札することができたのだ。
 このシートアンダートレイの取り付け方法は、シートの脚の内側部分に付いている樹脂パネルを外し、代わりに専用の木製ガイドレールを取り付けることで、そこへ引き出しがぴったりと納まるという構造になっている。今回の落札品は、そのガイドレールをシートに固定するためのネジと円柱型のスペーサーが欠品していたのだ。
 ということで落札はできたものの、そのネジとスペーサーがどんなものか分からなければ取り付けができない。そこでぼくはしばらく某クションのウオッチを続け、欠品なしで出品されている別のシートアンダートレーの画像を穴の空くほど見つめて、そのネジとスペーサーの形を確認。サイズは大まかにしか分からないので、それと似たものをホームセンターで数種類購入してきて、その中でちょうどのものを見つけて無事に取り付けることができたのだった。

 ということで、取り付け後、使用し始めたばかりのころの画像が下記である。

frie_seat_under_tray01.jpg

 工具やら洗車道具やら、ケミカル類など、セダン乗りならたいていトランクの中に雑然と投げ込んでいるような小物類がまとめて片付いた。
 ところが、ここで問題が発生した。中味があるていどの重さになると、ブレーキをかけたときに、トレイが前へ飛び出してきてしまうのだ。
 実際、高速をひとりで運転中に軽くブレーキを当てた瞬間、トレイが飛び出してしまい、それからサービスエリアへ入って直すまで、およそ10数kmもトレイが車内後部の床を滑りまくっていたのだ。

トレイ飛び出し防止用フックの取り付け(2009/04/06)

 そこで、トレイの飛び出し防止策として考えたのが下記の方法だ。

frie_seat_under_tray02.jpg

 画像のようにシートの裏側にダイソーで買った自転車用の荷物バンド(50cm)をタイラップで固定。このフック部分で引き出しを留めることにした。

frie_seat_under_tray02b.jpg

 結果、引き出しを開けるのにまずフックを外すというワンアクションが増えたものの、トレイが飛び出すことはなくなり、安心してブレーキが踏めるようになった。荷物バンドはフックの部分も樹脂製のものを選んだのでトレイを傷つけることもない。

トレイ内に整理用ケースを設置(2010/02/05)

 続いての改良点は、トレイ内の整理である。トレイ内部には仕切りがないため、大きな荷物でもどんどん入れられる反面、フタがないことと仕切りがないことで、汚れ物とそうでないものを分けられないことや、大きな物も小さな物もすべて乱雑に混ざり合ってしまうという欠点がある。そこでトレイ内のサイズを細かく測り、ホームセンターやダイソーやニトリを歩き回った結果、ようやくダイソーで見つけたのが下の画像の整理ケースだった。

frie_seat_under_tray03.jpg

 上の画像、左がストレージボックスM(42cm×30cm×16cm)1050円、右がストレージボックスS(20cm×30cm×16cm)840円である。ダイソーといっても100円商品ではないが、ファスナーのつまみは2個付いてるし、針金製の枠を入れるので変形も少ない、値段の割りにはしっかりした品質の商品だ。

frie_seat_under_tray04.jpg

 上の画像は左がビデオテープ収納袋10型、右が文庫本用収納袋5型という商品で、こちらはいずれもダイソーの100円商品。ただしこれは下記に書くようにどれくらい隙間が空くか分からなかったので2点買ってみたのだが、実際には右の文庫本用しか使用しなかった。

frie_seat_under_tray05.jpg

 これを入れてトレイ内を整理してみたのが上の画像だ。トレイはすりばち状に底の方が上部より狭くなっているため、なかなか巻き尺で測っただけではぴったり入るかどうか確信はなかったんだけど、試してみたところご覧の通りのぴったりサイズだった。ただし文庫本収納袋は若干、隙間にむりやり詰め込んでいる。
 なぜ真ん中にこうした隙間を作る必要があるかというと、実はシートの裏側のこの位置にはシートスライド用のレバーが4~5cmほど出っ張っているのだ。この隙間がちょうどそのレバーの位置に来ることで、そこをうまくかわしているのである。いやー、まるで最初からあつらえたようなサイズで大満足である。いろいろ探した甲斐がありました。
 ところで実は、真ん中の文庫本用収納袋を入れた場所には同じくダイソーで買ったパスタケースで、もっとぴったりサイズのものもあったんだけど、そのケースに中味を入れると走行中の振動でカラカラと音がうるさいことが分かってやめたのだった。だからそこへウェスなど音が出ない物を入れるならそちらのパスタケースを使用するのもアリかも知れない。

frie_seat_under_tray06.jpg

 続いて用意したのがこれ。カバンのファスナーなどに付けるツマミ。これをどのように使うかというと......、

frie_seat_under_tray07.jpg

 上の画像のように、ストレージボックスのファスナーのつまみに取り付けるのだ。走行中の振動でつまみ同士が触れ合ってチャラチャラとうるさかったための対策である。さらにこれを付けたことによってファスナーの開閉もしやすくなって二重丸です。

三角表示板をスリムタイプに交換

 次にもうひとつ問題がある。それはシートアンダートレイを小分けしたことによって三角表示板が収納できなくなってしまったことだ。いつも思うんだけど日本の自動車はなぜ三角表示板の収納場所を最初から用意しておかないんだろう。それとも最近の車は収納場所があるのかな?
 とにかく、これは常時積載しておかなければいけないので最初はテールゲート近くにそのまま投げ出しておいた。だけどどうしてもじゃまだし目障りだ。と、そのときふと思いついたのが、ヨーロッパ車が使用しているスリムタイプのものだったら、もしかしたらトレイの隙間に入るかもしれないということだ。そこで確信のないままダメモトでまたもやネットオークションで中古品をゲットした。

frie_seat_under_tray08.jpg

 上の画像の、黒い方がぼくが CR-X 時代から20年以上も使い続けていた日本製のごく一般的な三角表示板。当時オートバックスで800円くらいで買ったものだと思う。
 そして下がネットオークションで入手したBMW純正のスリムタイプの三角表示板だ。ご覧の通り、大きさも重さも厚さも全然違う。しかしスタンド部分は、昆虫の脚のような長い棒がスプリングの力でニョキッと四方に広がるため、本体は軽くても風圧で倒れたりするようなことはなく、実に良く考えられている製品だ。またこのヨーロッパ車用の三角表示板は、かつては日本の保安基準に適合していなかったそうだけど、今ではちゃんと正式に認められているということなので安心して使用できる。

frie_seat_under_tray09.jpg

 上の画像がそのBMW用の三角表示板をトレイに収納してみたところ。ストレージボックスの後ろに空いていた隙間にサイドオーニング用ハンドル(灰色のビニール袋)と一緒にぴったりと納まった。取り出すためにはトレイをシート下から完全に引き出す必要があるが、非常時しか使わないものなので問題ない。ただしオーニングハンドルの方は、ひんぱんに出し入れするものなのでいずれ置き場所を再考する予定です。

 ということで、以上で今回のシートアンダートレイの工夫は完了です。

追加情報:アイリスオーヤマ RV BOX 900F

frie_seat_under_tray10.jpg

 ちなみにこちらは、純正のシートアンダートレイを入手するまで使用していた、アイリスオーヤマのRV BOX 900Fという商品だ。実はこれも、ボンゴフレンディのシート下にジャストサイズで納まる優れもののケースなのである。値段も確か3000円そこそこだったと思う。シートアンダートレイとくらべての弱点は、シートをスライドさせた際に一緒に移動しないことと、シート前方への引き出しができないこと(シートスライド用ハンドルが引っかかるため)。それ以外は、フタも付いてるし標準で中仕切り(1枚)も付属してるし値段も安いのでフレンディ乗りにはオススメの商品です。

楽天で RVBOX 900F を選ぶ

投稿者 黒沢哲哉 : 2011年6月 8日 23:49

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