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2009年11月 8日

手塚治虫ファン大会2009を観覧、TENBAのPCバッグ

 愛用のバッグの話、手塚治虫ファン大会観覧、『龍のおんな』コミックス第1巻発売など

11/02
 雑誌「G-Diary」の連載コラム『あの日の僕に帰りたい』第33回原稿アップ。
 すぐに小学館の学習図鑑のラフ作成に移る。

11/04
 午後、電車で新宿都庁前へ。某事務所で打ち合わせ。

 打ち合わせ後、徒歩で新宿へ出てお買い物。駅前の歩道橋から西口ロータリーを見渡すと、ロータリーの真ん中に突き出た、あの巨大な換気塔がツタに覆われているのに気がついた。

20091104a.jpg まだ西口にこんなに高層ビルが林立する前は、新宿西口といえばこの巨大な換気塔がランドマークだったんだけど、そういえば最近あまりそっちに目がいかないなぁ、と思ったらこんなことになっていたのねん。

 ところで買い物というのは、愛用しているバッグの肩ひものパッド部分がスリ切れてしまったので、その肩パッドを探すのだ。

20091104b.jpg すでに10年以上愛用しているバッグ。しかし肩パッドさえ何とかすればまだまだ使えるのだ。

20091104c.jpg ということでヨドバシカメラで買ったのがこれ。カメラ用品メーカーエツミのショルダーパッドE-6107(税込み882円)。片面がグレー、片面がブラックのリバーシブルになっていて、最大8cm幅のバッグにまで対応している。もっと幅広のパッドもあったけど、常に重いものを入れてるわけでもないので、このくらいのさりげなさが良い。

 さて、紹介が遅れたが、↓↓↓コチラが僕の愛用のバッグTENBAComputer Traveller P-415。購入時の価格はおよそ2万5000円だったが現在は廃番となっている。上にも書いたけど、すでに10年以上愛用している。

20091104f.jpg TENBA(テンバ)というのはアメリカのカメラバッグメーカーで、プロカメラマン御用達のヘビーデューティーなバッグを作ることで有名なメーカーだ。かつては銀座の銀一というプロカメラショップでしか扱っていなかったが、現在はカメラ用品メーカー・エツミが日本の総代理店となっており大型量販店や通販でも簡単に購入できるようになった。

 ぼくが初めてTENBAのバッグを買ったのはおよそ30年ほど前の1980年ごろのことだ。一眼レフカメラに凝っていた当時、5万円ほどもするプロ用の大型カメラバッグを購入した。そのバッグは豪雨の鈴鹿サーキットでWSPCの取材中に使用したこともあったが、バッグはズブ濡れになっても内側には全く水が浸入せず、以後、その防水性や耐久性には全面的な信頼を置いている。
 ただ、このバッグは雨の後の乾燥が充分じゃなかったためか、それから半年くらいたったころからカビ臭いニオイがするようになってしまい、どうやってもその臭いが消せないので処分してしまった。残念。

 その後、別のメーカーのバッグに浮気したこともあったが、次にTENBAを購入したのは1990年のこと。
 当時発売されたEPSONのノートパソコンPC-386 NOTE Aを購入し、これを毎日持ち歩くようになったら、それまで使っていた日本製のショルダーバッグがアッという間に壊れてしまったのだ。当時のノートパソコンは重さが3kg近くあり、ACアダプターやその他の仕事道具などを入れるとバッグの総重量は常に7kg以上(!)にもなっていた。当時のビジネスバッグはそんなに重い物を入れるほどヘビーデューティーには造られていなかったのだ。
 それでたまらず「カメラバッグなら丈夫なのでは?」と思って調べると、折りよくTENBAからLaptop TravellerというラップトップPCの運用を志向したトラベルバッグが新発売されていたのだ。このLaptop Travellerは、P-415の前身となるモデルで、P-415と同様、ファスナーでバッグの幅が広げられる構造を備え、収納力もP-415と同等に優れたものだった。サイズがP-415よりも若干横長だったことと、金具に金属を使用していることがP-415と違っていた部分だ。
 ただこれはTENBAのトラベルバッグとしては初期モデルだったためか、同社のカメラバッグよりも全体的に耐久性が劣っていた。ビジネスマンのバッグの使い方はカメラマンのそれよりソフトだと思って甘く考えていたのだろうか(笑)。例えば肩ヒモの金具が金属だったことから、金具と肩ひもがスレてわずか7年ほどで肩ひもが切れてしまった。
 当時のヤワなビジネスバッグとくらべれば、7年というのは充分すぎる耐久性であるが、P-415はこの長さ調節金具も改良され、表面に梨地加工が施されたプラスチック製になったから、金具と肩ヒモが摩擦でスリ切れることもなくなった。ので、10年以上使っても肩パッドのスレだけで、本体も肩ヒモもビクともしていない。
 細かい部分では、P-415ではフタをロックするプラスチック製バックルの材質と構造が変更され、閉じるときの「カチン!」という音がかなり静かになった。仕事用バッグは静かな場所で開閉することも多いので、これは重要な改良点である。

20091104e.jpg 上の画像はP-415の内部。収納ポケットが多くて使いやすい。手帳、ペン類、ハンズフリー用のヘッドフォン、地図、名刺入れなどをきちんと分類して入れられる。ただポケットの数が多いだけでなく、例えばコンパクトデジカメ用のポケットにはクッション材が入っており、肩に掛けたまま横から手を入れて取り出せるようになっているなど、機能性も充分考えられている。A4サイズのノートPCも入る本体部分は、ファスナーで幅が2段階に変えられるので、外出先でお土産や本などを買って荷物が増えても大丈夫。また、取っ手の内側には濡れた傘を取り付けるためのマジックテープが付いている。
 唯一、残念なのは、外側にペットボトルを入れられるポケットが付いているとさらに便利なのだが......。

20091104d.jpg 上の画像は、バッグと一緒に銀一で購入した後付けの背負いひも。これをバッグのナスカンと手さげ部分に取り付けることで、本来は手さげかショルダーの2WAYでしか使えないバッグが、リュックのように背負うこともできる3WAYバッグとなる。現在これと同等の品がエツミより背負いベルト2という商品名で発売されている。

 ぼくの愛用するP-415は廃番だが、現在は新シリーズとしてTENBA メッセンジャーバッグシリーズが発売中だ。その中でP-415と同等の使用に向くのは下記のメッセンジャーバッグ Lである。色は黒のほかに茶色などもある。ヘビーデューティーなPCバッグやビジネスバッグをお探しの方は、ぜひ検討候補に加えてみてください。

B00110GARUTENBA メッセンジャーバッグ L ブラック 638-231
TENBA

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11/07
 電車で渋谷へ。今日は、ここ数年、恒例となっている手塚治虫ファン大会に参加するのだ。会場は公園通りの先のシダックスホール。開場30分前に到着するとすでに熱心な手塚ファンが集まっていた。

20091107.jpg そして13:30開演。社長と手塚眞氏の挨拶のあと、元虫プロスタッフだった方々が座談会形式で思い出話を語ったり、手塚ファンによる手塚マンガの研究発表などがあり、実にアットホームな集まりだった。今回は、手塚ファンと手塚プロが共同で作り上げていく手作りのファン大会がコンセプトなのだそうだ。時間も、前回や前々回のように朝から夜までという長丁場ではなく、午後から始まって夕方までと、ちょうど良い時間だったように思う。
 また、昨年、一昨年にくらべて若い人が増えていたように感じられたのもうれしかった。
 ところで毎年恒例の手塚治虫カルトクイズだが、今年は何とか6問目くらいまでは正解し、30人くらいまでは勝ち残ったんだけどそこで撃沈してしまいました。クヤシイ。
 上の画像はタイムテーブル表と、プレゼント抽選会のクジ券。そして全員に配られた記念ピンズ。抽選会は残念ながら今年もハズレでした。

 閉会後、ファン有志の皆さんの集まりにお招ばれしたぼくは、東武ホテル地下の居酒屋へ移動。そこで20人ほどのファンの皆さんと、今回ゲストで壇上に立たれた元虫プロのスタッフの皆さんらと一緒に二次会。こちらでは、さらにディープな手塚ネタで大いに盛り上がったのでした。

11/07
「別冊漫画ゴラク」で連載中のマンガ『龍のおんな』のコミックス第1巻がようやく発売になり、我が家へも見本の本が届いた。本当は6月に発売する予定だったんだけど、来年のNHKの大河ドラマ『龍馬伝』にタイミングを合わせて発売を遅らせたのだ。
 この作品は龍馬の妻お竜と坂本龍馬の激動の恋と半生を、史実にフィクションをまじえて描いたもの。当初は前後編の読み切りだったため、話はそこでいったん完結している。それが好評で連載化されたため、連載第1回目からは、再びお竜と龍馬の出会いから話を始めているのだ。つまり読み切りと連載では年代がダブっているわけで、そのままでは話がつながらない。
 だからぼくは当初、単行本化の際には読み切りを収録しないか、あるいは連載終了後の最終巻の巻末に、読み切りを別バージョンとして収録するか、と考えていた。しかし担当編集のT橋さんは「ぼくにアイデアがありますから、読み切りに続いて連載が始まる構成でいきましょう! ぜったいに面白くなりますからまかせてください!!」と自信満々で言う。そこでおまかせしたら、何と! ホントに実にスマートにつなげてくれたではないか。いや、この手法には感心いたしました。さすがです。第1巻が今月発売。第2巻は来月12月発売です。店頭で見かけたらぜひお手に取ってごらんください。

4537125225龍のおんな 1巻―坂本龍馬幕末異聞伝 (ニチブンコミックス)
和気 一作
日本文芸社 2009-11-07

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投稿者 黒沢哲哉 : 2009年11月 8日 21:59

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コメント

『龍のおんな』コミックス1巻発売おめでとうございます!
是非読ませていただきます。とても楽しみです。

多機能なバッグには憧れているんですが、なかなか「これだ!」というものには出会えません。
現状は用途によっていくつかのバッグを使い分けているのですが、いつか相棒のような感覚の一品が欲しいです。

投稿者 中久木成一 : 2009年11月 9日 03:37

>中久木成一 さん
コメントありがとうございます。
『龍のおんな』は、献本用に編集部に本を送って
もらうよう手配してありますので、届いたら送り
ますです(^.^)。

バッグは、ぼくも一時は用途によって使い分けて
いたんですが、外出のたびに中味を入れ替えて
いると、忘れ物をしてしまうのでやめました(^_^;)。
ということで、スーツでもジーンズでも仕事でも遊び
でも冠婚葬祭でもこのカバンです(笑)。
あと車で出かけるときは、必要なものを一通り
詰め込んだウエストバッグをしていきます。
このウエストバッグも、どう見てもオシャレじゃない
ので当初は車に乗るときだけ使うようにしていた
のですが、最近は慣れてしまい、どこへしていっても
平気になってしまいました(笑)。

うーむ、いかん、これじゃ女性に嫌われてしまう(^_^;;;;)

投稿者 黒沢哲哉 : 2009年11月 9日 17:59

お気遣いいただき大変恐縮です。
しかし『龍のおんな』もう近くの書店で買わせていただきました。

詳しい内容をここに書くわけにはいきませんが、お竜さん凄い人です、とても楽しませていただきました。
わくわくしながら2巻を待ってます。


おっしゃる通り、バッグを複数使うと入れ替えが大変で、しかも忘れ物だらけになってしまいます。
やはり1つにしたいのですが、多機能かつスタイリッシュなんていうものはなかなか見つかりません。

写真のご愛用のバッグはかなりカッコよく見えました。

投稿者 中久木成一 : 2009年11月 9日 18:41

>中久木成一 さん
あっ、買っていただいちゃったんですか!
ありがとうございます。
中久木さんのご本は前にいただいてしまったので、
お送りするつもりだったんですが。
では2巻が出たらお送りしますのでお待ちくださいね(^.^)。

投稿者 黒沢哲哉 : 2009年11月10日 11:17

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