2008年11月 1日
神保町で打ち合わせ
15:30、電車で神保町へ。16:00から打ち合わせなんだけど、ちょっと早く着いてしまったなー、と思ったら、今日は神田古本市を開催していた。打ち合わせの時間まで、わずかだがぶらぶらと見て回り、仕事の資料になりそうな本を1冊と、趣味の本を1冊購入した。古本市は、古書店を見て回るのとはまた違った本との偶然の出逢いがあるから素敵です。
16:00、喫茶店古瀬戸で、「週刊漫画ゴラク」編集のSさんと打ち合わせ。先日原作を書いて、11/7発売号に掲載される読み切り作品『環七単車グラフィティ モトショップ大五郎』(原作/黒沢哲哉、作画/吉本浩二)の原稿が上がったとのことで、そのコピーを見せていただいた。タイトルどおりバイクネタのマンガなんだけど、吉本氏もバイクが好きだということで、作画にもかなり気合いが入っており反響が楽しみです。評判が良ければまた第2弾の可能性もあるかもということで、今日は、今後の方向性などについて軽く打ち合わせを行なった。
17:30、夕食にはちょっと早いが、お腹が空いたので、今日はカレーにすることにした。神保町でカレーというと、いつもなら共栄堂のスマトラ式カレーが定番なんだけど、今日は何となく別の店のカレーにすることにした。
行ったのは、共栄堂のすぐ横の路地を入ったところにある欧風カレーの店ペルソナである。ここはコクのあるトロッとしたソースと、ライスに溶かしチーズがかかっていることが特徴で、皮ごと茹でたじゃがいもが2つ付いてくる。昔、少年サンデーの編集者にこのお店を好きな人がいて、仕事の合い間に良くごちそうしてもらってたんだけど、そのころ以来だから恐らく10年ぶりくらいだろうか。今日はポーク&トマトカレーの辛口を食べた。当時と変わらぬ味で満足でした。
投稿者 黒沢哲哉 : 02:20 | コメント (4) | トラックバック
2007年12月 8日
手塚治虫ファン大会に参加
11:30、電車で九段下へ。今日は北の丸公園内の科学技術館で手塚治虫ファン大会が開催されるのだ。
かつて手塚治虫が健在だった頃には、毎年ファンクラブの主催でファン大会が開かれていて、ぼくもほぼ毎年出席していたんだけど、その後、ずっと中断されていて、去年からまた久々に再開されたのだ。
あいにく去年は参加できなかったけど、今年は早々に往復ハガキで申し込みをして、この日を待っていた。
地下鉄九段下駅から徒歩7分。開場時間の10分ほど前に到着すると、すでに行列が出来ていた。
座席は指定席だったので、焦らずに整然と入場。参加者400人全員にカレンダーとバッジとハンドタオルが配られた。太っ腹である。
プログラムは映画評論家の石上三登志、アニメーション作家の鈴木伸一、手塚プロアニメーターの小林準治らによるトークショーなど、多彩なゲストがステージに立ち、貴重な映像を見ながら楽しい話が聞けたり、クイズ大会があったりと、盛りだくさんで、何と13:00から始まって18:00までという長丁場!!
かなり疲れたけど、実に楽しい時間でありました。
ちなみにクイズ大会は全員参加で、○か×かの2択問題が次々と出題され、不正解だった人から脱落していき、最後に残った人に賞品が贈られるというもの。もちろん手塚ファン歴35年のぼくとしてはかなり意気込んでいたわけだが、何といきなり2問目で脱落。情けねーーー!!
その2問目の問題というのは「ヒョウタンツギは、手塚治虫の妹が考えたものである」というもの。ほぼ全員が○と答えたが、ぼくは×を選択。結果はもちろん……○!???? んなばかなーーーーーーー!!!!
ヒョウタンツギの仲間でブクツギキュとかママーというキャラクターがいて、それが手塚治虫の妹が考えたキャラだということは知っていたのだが、ぼくはヒョウタンツギは手塚治虫自身が考えたと記憶していたのだ。
「フフフ、いきなり2問目で引っかけ問題かよ! これはのっけからかなり減るな、かわいそうに」などとほくそ笑んでいたぼくだったが、かわいそうなのはぼくの方だった。うわぁぁぁん!!
後でちゃんと手塚治虫のエッセイを読んで確かめねば。
しかしその後もけっこう難しい問題が続き、結局、15問出題されて最後まで残ったのはわずかに3人。その3人でジャンケンをして優勝が決まった。優勝者には、来年1月金の星社から復刻版が発売される「鈴木出版版 手塚治虫全集」全10巻(3万3600円)が贈られるという。
会場運営には手塚プロのスタッフが総出で当たっており、旧知の人もたくさんいたからそれぞれ挨拶をすると「事前に連絡をくれたら招待したのに」と言われたが、やはり手塚ファンとしては正規の方法で参加することにも意義があるのだ。
![]() ©手塚プロダクション |
そして19:00からは、希望者のみ参加の懇親会(参加費3500円)が開かれたので、ぼくはもちろんこちらにも参加申し込み済み。
ここではたまたま隣に座った参加者の方から声を掛けていただいて、その方から前回のファン大会の様子をうかがったり、有名な手塚マンガのスーパーコレクターの方を紹介していただいたりして、またまた充実した時間を過ごせた。
ただし参加者100名に対して料理の量が少なく、あっという間になくなってしまったのだった。
それにしても、本人が亡くなってもう何年もたつというのに、こうしてたくさんの人が集まり、そこに素敵な人の輪ができるということだけでも、手塚治虫は偉大です。
ちなみに左の画像は、会場でファンサービスをしていた鉄腕アトムくんとのツーショット。
投稿者 黒沢哲哉 : 01:40 | コメント (2) | トラックバック
2005年7月11日
ちいさいおうち
ところで、前から気になってたんだけど、ミリオン出版の近くに、左の写真のような2階建て(半3階建て?)の家がある。
ビルの谷間にきゅうくつそうに建っていて、まるで子どものころに読んだ絵本『ちいさいおうち』の家みたいなんですよ。
どうしてこんな家が残ってるのか分からないけど、なんだかかわいくってほのぼのしちゃいますー。
投稿者 黒沢哲哉 : 04:41 | コメント (2) | トラックバック
2005年4月15日
手塚治虫の幻の2作品が完全復刻
手塚治虫の、恐らく市販書籍としては永遠に復刻されないだろうと思われていた幻の2作品がいきなり講談社から復刻版で出版された!! その2作品とは、『バンビ』(昭和26年、鶴書房)と『ピノキオ』(昭和27年、東光堂)である。
この2作品が今までなぜ復刻不可能だったのかというと、手塚ファンの間では知られた話なんだけど、この2作品は同名のディズニーの映画を下敷きとしたマンガだからなんである。
戦後から昭和40年代の初めごろまでは、日本も東南アジアや中国のようにコピー天国だった。そんな時代に正当な許諾を得たとは思えない状況で出版されたこの2作品の復刻にディズニーが許可を出すなんてまず考えられなかったからだ。何しろディズニーは著作権に関して世界一厳しい会社なのである。かつてはあのアカデミー賞授賞式にまでクレームをつけたこともあるのだ(確か、プレゼンターの女性が無許可でシンデレラのコスプレをしていたことに厳しく抗議したというものだった)。
![]() | ![]() |
| ©Disney Original Comics Illustrated by Tezuka Osamu. |
それからはもう完璧に幻の作品となってしまったわけで、その後、マニア向けの限定版で手塚マンガが次々と復刻されたときも、講談社から全集が刊行されたときも、この2作品だけは刊行されなかったのである。
だから古書店での価値は手塚治虫の旧作の中でもとりわけ高く、本の状態によっては30万円以上という高値がついていた。
また、そんなこの2冊の価値に目をつけた業者かマニアか知らないケド、無許可の海賊復刻版までが地下で出版され、数年前に神保町の古書店で、1冊4万円で2冊並んでガラスケースに飾られているのも見たこともある。
それが今回、装丁や表紙裏のデザイン、奥付け、カラーや2色刷りのページまでが完全復刻されて、2冊セットで発売されたんだから、これはもう買うしかないでしょう!!
そして、読みましたよ。涙ナミダで。何しろ、マンガで大ヒットを飛ばして印税がガッポリと入ったら思い切って買うしか読む手立てはないと思っていた作品なんですからね。
でもって、夢にまで見た2作品を読んだ感想はというと……。
まず『バンビ』。こちらは、手塚治虫がエッセイの中で、映画館に通い詰めて80回以上も見たと語っていた作品だけに、その思い入れの強さがひしひしと伝わってくる作品だった。
特に動きの表現に関するこだわりがものすごく、何とかして読者にディズニーアニメーションの動きの素晴らしさを伝えようとしている様子が実に良く分かる。
また、憧れのディズニーをコピーした習作とも言える作品であることが特に貴重で、手塚がディズニーのアニメーションから何を学び、どのような影響を受けたのかがナマの形で見られたことが実に興味深い。今後、手塚作品を語る際には欠かせないテキストとなるだろうことは間違いない。
そして『ピノキオ』。こちらは『バンビ』よりもドラマ性が増し、さらにディティールの表現などにも手塚色が強く出ていることで、原本のディズニーアニメのイメージを読者に伝えたいという意図よりも、手塚が自身の中で消化したディズニー論を語っているといった方がいいだろう。
手塚はこれらと同じころにドストエフスキーの『罪と罰』も漫画化しているが、それも全く同じで、原本の中から手塚治虫が新たに見出したオリジナルのテーマをマンガとして展開していると言い換えてもいいだろう。
そして何より、このほぼ同時期に同じディズニーアニメーションを原本として作られた2作品に、そうした大きな違いがあったことが分かっただけでもこれを読んだ価値があったと言える。
なんかどれも言い方が抽象的で申し訳ないけど、まだ読まれていない方が多い現状で具体的な内容についてあまり触れたくないので、興味を持たれた方はぜひ読んでいただきたいと思う。
それと今回の奇跡の復刻版出版は、手塚治虫漫画全集を完結させ、長年ディズニーとの深い関係にある講談社だからこそ可能になった、いわば超法規的措置だったのだと思う。
30年来の手塚ファンとしては、今回の出版の話を聞いたとき、手塚治虫漫画全集発刊のニュースを知ったとき以来の大コーフンでありました。とにかく講談社には感謝してもしきれない。ネットワーカーっぽく書くと「講談社乙、GJ!!」 といったところだろうか(笑)。
あ、それからもうひとつ、まだ復刻されていない当時の単行本で、手塚治虫の『キングコング』(昭和22年、不二書房)っていうのもあるんですけど、これも超法規的措置で何とかならないもんでしょうか。
投稿者 黒沢哲哉 : 02:30 | コメント (0) | トラックバック
2005年3月10日
遠山光先生の歴史マンガを読む
先日、著者の遠山光先生みずから、うちの guestbook で紹介してくださった、書き下ろし歴史マンガ『NHKその時歴史が動いた―コミック版 (幕末回天編)』(集英社刊・ホーム社漫画文庫)を購入、一気に読んだ。
このマンガは言うまでもなく、NHKで放送されている同名の歴史ドキュメンタリー番組を複数のマンガ家が競作するというスタイルでコミック化したもので、過去に10巻まで刊行されており、この幕末回天編が第11巻目となる。
その第11巻目の内容は下記の通り。
「検証 桜田門外の変」(マンガ/たかや健二)
「大村益次郎、彰義隊撃破の時」(マンガ/池原しげと)
「大江戸発至急便 黒船あらわる」(マンガ/あや秀夫)
「勝海舟 江戸城無血開城の実現」(マンガ/遠山光)
「榎本武揚、箱館戦争終結の決断」(マンガ/牟田康二)
「江戸か大阪か? 大久保利通の大改革)マンガ/渡辺和幸)
遠山さんの歴史マンガというと意外な感じもしたけど、何と遠山さんは日本刀に関して造詣が深かったりもして、実はこうした歴史ものや時代劇なども相当な得意分野なのではないかと思った。
実際、主人公の勝海舟を始め、西郷隆盛や十五代将軍徳川慶喜などが、実に個性的な人物として生き生きと描かれていて、とても興味深かった。
また、この本の構成で面白いのは、それぞれの物語本編の後に、番外編としてもしもコーナーという5ページの息抜き企画ページが設けられていることだ。
このコーナーでは各作品を担当されたマンガ家さんが、それぞれ自分の個性を自由に発揮して真面目に書かれた本編に軽いオチを付けているのだ。
遠山さんのマンガの場合も、実に遠山さんらしいオチが付いているので、ファンの方はぜひ買って読んでみてください。
投稿者 黒沢哲哉 : 22:12 | コメント (2) | トラックバック
2005年2月15日
江戸川乱歩の少年探偵団を特価で発見!
帰り際、グランデの並びの古書店の店頭を通ったら、視線の端で懐かしい空気を感じた。
「ん!?」と思って引き返すと、何と特価本の棚に昭和20~30年代に発行された少年向け推理小説が何冊も並んでいるではないか!!
焦って手に取ってみると、いちばん古かったのがエドガー・アラン・ポーの原作を江戸川亂歩が翻案した『世界名作 黄金虫』(昭和24年、光文社)で、あとは昭和30年代の光文社版とポプラ社版の江戸川乱歩の少年探偵シリーズや、ポプラ社のルパン全集など。どれも200円~300円の値札が付いている。中を見ると、名前が書き込んであったり、カバーの破れや綴じのゆるみがあったりして、程度は並下といったところだけど、それでもカバー付きでこの値段は珍しい。いや、あり得ない! ということで、まとめてガバッと抱えてレジへ向かった。
すると店主が、「お昼頃まで、『怪人二十面相』と『四十面相』も出てたんだけどねー、あなたより年配の人が喜んで買ってっちゃったよ」 と言うじゃないですか。
それでぼくが「えーっ、そ、そんなーっ(涙)」 とがっかりしたら、「カバーなしだけど、これ持ってってよ」 と言って、ポプラ社版の『呪いの指紋』を1冊おまけにくれた。
神保町の古本屋には高校時代から通ってるけど、特価本の棚でこんな掘り出し物を見つけたのは初めてです。
2005年1月27日
気分転換に読みたいマンガ
29:30(午前5時半)、「漫画実話ナックルズ」のプロットが完成。気分転換に遠山光先生のマンガを読む。
![]() こちらシャムネコ宅配便 |
それがこの仕事を始めてからはあまりマンガが読めなくなってしまったのだ。特に自分のテリトリーに近い作品だと、読んでいる間に頭がついつい仕事モードになってしまうのである。本当はライバルの作品ならば、なおさら研究しないといけないのかも知れないんですが……。けど、ぼくが聞いたところでは、映画監督とか役者でもそういう人は多いみたいだからまあいいとして……(いいのか?)。
遠山光氏の作品ならば、そういうことに関しては全く無問題。しかも遠山先生のマンガは、主人公がいつも明るくて元気なので、こっちまで元気になってくる気がして、気分転換には最高なんですよね。
![]() ハ-ト・キャッチ いずみちゃん PERFECT Vol.1 | ![]() ハート・キャッチ いずみちゃん PERFECT Vol.2 |
「週刊プレイボーイ」に掲載された最新作「派遣でイキます!ヒミツの美緒ちゃん」(上下巻)もイチオシです。
投稿者 黒沢哲哉 : 05:37 | コメント (0) | トラックバック
2005年1月24日
自宅で資料本「カッシーノ!」を読む
今、マンガの企画について打ち合わせをしている芸能プロデューサーT内氏が、取材コーディネーターとして関わられた本を読む。
その本とは、『カッシーノ!』と『カッシーノ2!』の2冊。作家・浅田次郎が世界中のカジノを巡って書いた一風変わった紀行文である。
久保吉輝の美しい写真に添えられた浅田氏の独自の視点で書かれた各国のカジノ事情が実に興味深い。
だけど残念ながら、資料として本を読むときには、じっくりと行間を味わっている余裕はないんだよねー。本全体をすばやくサーチして、資料となるべき部分を効率よくピックアップしていかなくちゃ、読んでるだけで日が暮れちゃいますからね。
![]() カッシーノ! |
カッシーノ2! アフリカ・ラスベガス編 |
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本好きとしてはちょっともったいない読み方だけど、これも仕事ですから、仕方ないですね。
投稿者 黒沢哲哉 : 00:00 | コメント (0) | トラックバック







