隣のお兄さんがウトウトしはじめた。しめた! 肩を動かさないようにバッグからそーっとデジカメを取り出す。

 QV-10Aは焦点距離が長めなので、腕をいっぱいに伸ばしてもここまでしか画面におさまらない。周囲で2・3人の人が「何してるんだろう」という目でこっちを見るが、ぼくは二人をうまく画面におさめるコトに忙しくてそれどころじゃない。
 うーん、お兄さん、もうちょっと顔あげてくれないかなー。

 …と思ったら、絶妙のタイミングで電車がブレーキをかけてくれた。その反動でお兄さんの頭が上を向く。運転手さんナイス!!

(QV-10Aで撮影)

 今回の撮影ではいくつかの貴重なデータを得た。まず、腕をいっぱいにのばして撮影することを考えるとデジカメは右手で持つ必要があるということ。そうすると居眠りする人はぼくの左隣にいてくれた方が都合がいいということ。
 今回撮影に都合が良かったのは、電車が通勤特急だったため5駅ほど無停車で走ってくれたことも挙げられます。電車が加減速をすると眠っている人が体勢を立て直してしまうんですよね。
 撮影に協力してくださったお兄さんと、運転手さんありがとうございました!!


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