Top monologue 2000/09/28 Back

 買ったのは、オリンパスの一眼レフタイプの211万画素機 CAMEDIA C-2100 UltraZoom(109,800円税別)。
 手塚プロの仕事で、本の表紙を複写する必要があって高画質デジカメが必要だったんだけど、これを選んだポイントは、手ぶれ補正機能と10倍ズーム(デジタルズーム2.7倍と合わせると何と27倍ズーム!)。つまり、あんまし本の複写と関係ない部分なんですね(笑)。ついついそういったマニアックな機種に走ってしまうもので……。マジシャン集団・ウイザードイン代表の柳田昌宏さんが、前に打ち合わせのときにこのカメラを絶賛してたのも評価基準になりました。
 他には、記録メディアとして8cmCD-Rを使用する SONYの CD-RマビカMVC-CD1000(211万画素 実売約138,000円)や、富士写真フィルムの FinePix4900Z(240万画素 実売約98,000円)も候補にあがっていた。
 特にマビカは、C-2100と同じ10倍ズーム+手ぶれ補正機能が付いていて、機能的に遜色なく、CD-Rに記録するというギミックにも惹かれるものがあった。
 ところが、ビックカメラ店頭で実物を見てみると、マビカはものすごくデカイのだ。まるで15年前のビデオカメラ並みなのである。10年前ならそれでも SONYを選んだかもしれないけれど、いまでは根性がなくなっているので、できるだけ軽量コンパクトがいい、ということで、C-2100に決定したのであった。
 でもって、実際に使用してみた感想は、画質は、太陽光下ではまったく問題なし。色味は多少薄いものの、コントラストもシャープさもいい。
 ただ、液晶ファインダーの映像表示が多少カクカクしていて、動体撮影ではシャッターチャンスをとらえにくいので慣れが必要。それからズーミングがえらく遅い。これではせっかくの高倍率ズームがもったいない。マニュアルのズームリングをぜひ付けて欲しかったですね。
 あと気になったのは、右手親指のところにレバー式のメインスイッチがあるんだけど、これが何とリセットスイッチを兼ねていること。つまり、これをONの位置からさらに右へチョイと動かすと、あらかじめプリセットしておいたフォーカスモードや、画質などの各種設定がすべて初期値(工場出荷状態)に戻ってしまうのだ。これは、パソコンだったら、リセットスイッチが手元にあるようなもの。いつうっかり動かしてしまうかわからない。こんなところにリセットスイッチが必要な使い方というものがあるんだろうか。実に謎。その他の部分の操作性はよく考えられているだけに、非常に残念な部分です。


[Top] | [Back]