この番組がなんとポンチな番組で、ご覧の通りバックににぎやかしの女性が並び、さらに妙な格好をした女性が登場して会話を邪魔しまくるのである。いや、そういう番組はあってもいーんだけど、「オタクチャンネル」を標榜した企画書をファックスで送りつけてくるくらいだから、もうちょっとマニアックな内容を期待してたのに。うーーーーーむ。結局、「華麗なるバカスパイ映画特集」と言って、作品名が上がったのは『電撃フリント』シリーズと『007カジノロワイヤル』のみ。とほほほほほーーーーー。
もちろん、ぼくのおもちゃも、チラッとボンドケースに触れただけで、スパイメモとか全くコメントなし。わざわざ『007は2度死ぬ』当時のヒストリカルなワルサーPPKや専用のバーンズマーチンホルスター、007パスポートなども揃えておいたりしたのにーー。
こんなの見てると、なんか20年以上前の『11PM』とかの深夜番組を思い出してしまう。あの当時はサブカルチャー番組というのは、お色気をくっつけたこんな深夜番組しかなかったからそれでも喜んで見てたけど、今どきこれで「オタク専門番組」と言ってしまうのはちょっとお寒すぎないだろうか。予算がないのはわかるが、それでもぼくがたくさんおもちゃを持ってきたんだし、実はもうひとり、ぼくと同じように頼まれてスパイ映画のポスターやパンフレット、サントラレコードなどを山ほど持ってきていた人もいるのに、だ。
(QV-10Aで撮影)